- 手数料比較でおすすめの取引所はBybit・BINANCE・CryptoGT
- 手数料が安い取引所を比較するには、入出金・取引・レバレッジ・送金手数料に注目する
- 海外仮想通貨取引所で手数料を抑えるには、基本手数料を抑える・仮想通貨で入金する・指値注文をする
目次
手数料で海外仮想通貨取引所を比較するときのポイント
入金手数料
入金手数料は、取引所にお金を入金するときに発生する手数料のことです。
入金方法は色々あります。銀行を中継する方法や、クレジットカードなどから入金する方法、はたまたビットコインなどの仮想通貨で入金するなどです。
ここで注意したいのは、海外の取引所では日本円の入金ができないところがほとんどです。
さらに海外の銀行を仲介して入金する場合は手数料がかさんでしまいます。クレジットカードや仮想通貨入金を利用するなどして取引以外のところで余計な費用を発生させないことが大切です。
取引所がどの入金方法に対応しているかをしっかりチェックしましょう。
取引手数料
取引手数料とは、仮想通貨を売買するときに発生する手数料のことです。売買が成立した際に発生します。
仮想通貨の取引では、注文方法によってかかる手数料が変わるので注意しましょう。
メイカー手数料: 指値注文(価格を指定して売買する注文)をするときに発生する手数料
一般的にメイカー手数料はテイカー手数料と同額か、もしくはテイカー手数料より安い傾向にあります。
ただし取引手数料が無料の取引所の中には、売値と買値の差額を表すスプレッドが実質の手数料としてかかる場合があるので注意しましょう。
レバレッジ手数料
レバレッジ手数料とは、レバレッジ取引をしている間に発生する手数料です。
一般的に日本の取引所では一日あたり0.04%の手数料が発生する場合が多いです。
一方海外の取引所では、ファンディング手数料と呼ばれる相場の価格とともに手数料も変動する形式を採用しているところがあり、中には1日で何度も徴収をする仕組みになっている取引所も見受けられます。
そのため取引所で取引を検討する際には、手数料のレートや徴収タイミングをチェックしたり、レバレッジ取引をする時間を短く抑えたりするなどの工夫が大切です。
送金手数料
送金手数料とは、仮想通貨をウォレットや他の取引所などに送金するときに発生する手数料です。
仮想通貨の種類によって異なる送金手数料が設定されています。
仮想通貨の中には送金手数料を安く抑えられるものもあるため、投資する通貨を選ぶ際の一つの基準とするといいです。
せっかく投資で利益を上げても、資金の移動で余計なコストが掛かってしまうことがないようにしましょう。
入金手数料と同じく、送金手数料などの取引以外のところでなるべくコストを増やさないように事前の調査をしっかりしましょう。
海外仮想通貨取引所で手数料を安く抑える方法
基本手数料に注目する
基本手数料が安い取引所を選ぶことはコスト削減につながります。
基本手数料とは、入出金手数料や取引手数料など、仮想通貨投資におけるランニングコストのようなもので、この運用する際の費用は安いに越したことはありません。
海外の取引所の中には、入出金手数料が無料のところがあったり、スプレッドが安いなどの特徴を持ったりするところがあります。
他にも入出金をできるだけ一回にまとめて回数を減らすなどの工夫もできるため、自身の事情にあった取引所を探しましょう。
仮想通貨で入金する
取引所への入金方法はいくつかありますが、中でも仮想通貨での入金は手数料が安く抑えられます。
なぜなら仮想通貨での入金であれば間に銀行を挟まないので余計な手数料を払わずに済むからです。
さらに銀行を仲介しないため、スピーディーな資金の移動が可能なのも仮想通貨入金の特徴です。
もっとも仮想通貨は、銀行を仲介することによる資金移動の不便さを解消するために発明されたものでもあります。そのため取引所への入金はぜひ仮想通貨で行ってみてください。
なお仮想通貨での入金に当たっては、まず日本の取引所で仮想通貨を購入する必要があります。
たとえばGMOコインは入出金や取引手数料、送金手数料が全て無料のためコストを安く抑えられます。
成行注文ではなく指値注文を利用する
上述の通り、仮想通貨の取引ではテイカー手数料とメイカー手数料が発生します。
多くの取引所ではメイカー手数料がテイカー手数料と同額か、テイカー手数料より安い傾向にあります。
そのため指値注文をする方が仮想通貨の取引における手数料を安く抑えられる見込みがあるのです。
Bybitはメイカー手数料がマイナスとなっています。つまりこれは指値注文をすると逆に手数料がもらえるということです。
とはいえ指値注文と成行注文には双方メリットとデメリットがあるため、まずは自分の投資スタイルにあった取引をすると良いでしょう。
手数料で比較したおすすめの海外仮想通貨取引所ランキング
1位. Bybit (バイビット)
Bybitはシンガポールの取引所です。
Bybitは入金手数料が無料で、さらに取引手数料も業界の中では低水準を誇っています。
取引手数料は一律となっており初心者にとってはわかりやすい料金体系となっています。
またメイカー手数料が-0.025%となっていますが、これは取引をすると逆に手数料がもらえるということです。
つまりBybitではメイカー取引をすればするほどお得になります。
取り扱い通貨は5種類と最低限となっていますが、ビットコインなどの取引を中心にするのであれば問題になりません。
しかしアルトコインの取引を中心に考えている場合は、他取引所と併用するなどを検討したほうがいいでしょう。
サポートは日本語に対応しているので英語に自信がなくても安心して利用できます。
Bybitの基本情報 | |
所在地 | シンガポール |
取り扱い通貨 | BTC/ETH/XRP/EOS/USDT |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | BTC:0.0005/ETH:0.01/XRP0.25/EOS:0.1/USDT:10 |
取引手数料 | メイカー: -0.025%/テイカー: 0.075% |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引の種類 | FX |
追証 | なし |
スマホアプリ対応 | ◯ |
日本語問い合わせ窓口 | ◯ |
2位. BINANCE (バイナンス)
BINANCEは中国発の世界最大級の取引所で、現在はマルタを拠点としています。
取り扱い通貨は700種類以上で、日本では売買できない通貨もBINANCEであれば取引ができるでしょう。
BINANCEの取引手数料は最大0.1%となっていますが、BINANCE独自の通貨であるバイナンスコインの保有量や取引量により手数料が安くなります。
BINANCEでは過去30日間のビットコインの取引量とバイナンスコイン保有量に応じてアカウントレベルが決まります。このアカウントレベルが高くなるほど手数料がより安くなり、ビットコインとバイナンスコインの取引をしたい方にとってはメリットが大きい取引所です。
またBINANCEは、プレーヤー同士で取引をするプラットフォームのため、スプレッドがない点も魅力的です。
ただしBINANCEでは日本円の入金ができないことに注意しましょう。
BINANCEの基本情報 | |
所在地 | マルタ |
取り扱い通貨 | 700種類以上 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨による |
取引手数料 | メイカー: 0.02%~0.1%/テイカー: 0.04~0.1% |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引の種類 | FX/現物取引/先物取引/信用取引 |
追証 | なし |
スマホアプリ対応 | ◯ |
日本語問い合わせ窓口 | ◯ |
3位. CryptoGT (クリプトジーティー)
CryptoGTはキプロスの取引所です。
CryptoGTの特徴はなんといっても最大レバレッジでしょう。
CryptoGTはレバレッジを最大500倍までかけられるため、手元の資金が少ない方でも大きな金額を動かすことが可能です。また追証もないため負債を負うこともなく安心です。
さらにCryptoGTでは入出金手数料が無料となっており、スプレッドは通貨によって異なりますが全体的に狭くなっています。
そのためランニングコストを抑えたい方やまずは少額から取引を始めたい方にメリットが大きい取引所と言えるでしょう。
またCryptoGTは、キプロスの事業者ですが日本語にも対応しているため英語に自信がない方も安心して利用できます。
ただしCryptoGTでは高いレバレッジをかけられる分、強制ロスカットの基準は少々厳しめに設定されています。
証拠金維持率が100%を切ると自動的にロスカットが執行されるため高いレバレッジで取引をする際にはわずかな値動きにも目を見張ることが重要です。
CryptoGTの基本情報 | |
所在地 | キプロス |
取り扱い通貨 | 17種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
取引手数料 | スプレッド(通貨による) |
最大レバレッジ | 500倍 |
取引の種類 | FX |
追証 | なし |
スマホアプリ対応 | ◯(MT5) |
日本語問い合わせ窓口 | ◯ |
手数料で比較した海外仮想通貨取引所ランキングまとめ
取引以外のところではなるべくコストを出さないように、本記事で紹介した基本手数料、入金方法、注文方法に注意して取引所を選んでみましょう。
海外の取引所はさまざまなサービスを提供しているため、どの取引所で選ぶか迷っている方には本記事の手数料という観点から仮想通貨取引所を決めてみるのもおすすめです。