- FX取引のレバレッジとは自己資金以上の金額で取引ができる仕組み
- 国内FX業者の最大レバレッジは25倍だが、海外FX業者のレバレッジは数百〜数千倍
- ハイレバレッジ取引をするなら、GEMFOREXがおすすめ
この記事では、海外FX業者をレバレッジの面から比較し、資金効率が良い順にランキング付けを行いました。
「資金効率が良い順なら最大レバレッジを見ればいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、海外FX業者の中には口座タイプ毎に最大レバレッジが異なる場合が多々あります。
また、最大レバレッジそのものが高くてもレバレッジ規制が厳しく、額面通りのレバレッジで取引できるのは数万円まで、ということもあります。
そこで本記事のランキングは、口座毎の最大レバレッジを基準に、ロスカット水準や最小取引量、スプレッドなどの面でも比較し、本当にハイレバレッジで快適に取引できるのはどのFX業者なのかを徹底調査しました。
目次
海外FXにおけるレバレッジとは?
ここでは海外FXにおけるレバレッジとは一体どんなものかを解説していきます。
そもそもレバレッジとは、自己資金を担保にして、自己資金以上の金額でFX取引ができる仕組みです。
レバレッジを活用することで、少ない自己資金でも大きな資金を使うことで、資金効率が高まります。
最大レバレッジに関しては、各FX業者や口座タイプごとに異なるので、口座開設前に必ず確認しましょう。
海外と国内のFX業者のレバレッジを比較
下記は、海外FX業者と国内FX業者のレバレッジの違いをまとめた表です。
海外と国内のFX業者のレバレッジを比較 | ||
最大レバレッジ | 追加証拠金 | |
海外FX業者 | 数百倍〜数千倍 | なし |
国内FX業者 | 25倍 | あり |
国内FX業者は最大レバレッジが25倍と金融庁の規定により決められています。また、追証(追加証拠金)があるため、万が一、元金以上の損失をしてしまうと追加で資金を入金しなければいけません。
一方で、海外FX業者は最大レバレッジに規制はなく、各FX業者でそれぞれ設定されています。一般的には、数百倍から数千倍と国内FX業者と比べてもハイレバレッジで取引が可能です。
また、追証(追加証拠金)がないため、万が一、元本以上の損失を出してしまっても追加で資金を入金する必要はありません。
これは、海外FXが、ユーザーの負債分を業者側が補填し口座残高をゼロにする「ゼロカットシステム」を採用しているからです。
そのため、海外FX業者は国内業者と比べて、ハイレバレッジで大きな利益を狙いつつも借金を背負うリスクが全くないという特徴があります。
証拠金維持率の計算方法
FXでレバレッジ取引を行う上で、最大レバレッジが高いと証拠金維持率が高くなるため、ロスカットされづらいというメリットがあります。
証拠金維持率の計算方法は下記の通りです。
証拠金維持率 = 証拠金 ÷ 必要証拠金(取引額 ÷ 最大レバレッジ) × 100
レバレッジが1,000倍と200倍のFX業者では、必要証拠金が5倍異なります。
例えば、2,000万円分の取引をしたい場合、レバレッジ1,000倍なら必要証拠金が2万円なのに対して、200倍だと10万円必要です。
つまり、どちらも自己資金が20万円の場合、レバレッジ1,000倍の口座は18万円の損失に耐えられますが、200倍の口座は10万円の損失しか耐えられないのです。
このように、最大レバレッジと証拠金維持率は密接な関係にあり、最大レバレッジが高いほどロスカット水準までの幅に余裕ができます。
ハイレバレッジは危険な取引というイメージがあるかもしれませんが、資金管理さえ気をつければ、むしろ安全にトレードができるのです。
海外FX業者のレバレッジ比較一覧表
ここでは、海外FX業者のレバレッジやそれに関するスペックを比較していきます。
海外FX業者のレバレッジ比較一覧表 | ||||||
海外FX業者 / 口座タイプ | 最大レバレッジ | ロスカット水準 | 初回入金額 | 最小取引量 | スプレッド | スキャルピング |
GEMFOREX / オールインワン口座 | 1,000倍 | 20% | 100円 | 1,000通貨 | 1.2pips〜 | 可能 |
FXGT / スタンダード口座 | 1,000倍 | 20% | 500円 | 1,000通貨 | 1.5pips〜 | 可能 |
MiltonMarkets / スマート口座 | 1,000倍 | 50% | 3万円 | 1,000通貨 | 1.4pips〜 | 可能 |
IronFX / ライブ口座 | 1,000倍 | 20% | 1万円 | 1,000通貨 | 2.5pips〜 | 可能 |
XM / マイクロ口座 | 888倍 | 20% | 500円 | 10通貨 | 1.6pip〜 | 可能 |
TiitanFX / スタンダード口座 | 500倍 | 20% | 2万円 | 1,000通貨 | 1.3pips〜 | 可能 |
LandFX / ライブ口座 | 500倍 | 30% | 1万円 | 1,000通貨 | 1.4pips〜 | 非推奨 |
Tradeview /スタンダード口座 | 500倍 | 100% | 1万円 | 1,000通貨 | 1.7pips〜 | 可能 |
FxPro / MT4口座 | 500倍 | 20% | 1万円 | 1,000通貨 | 1.8pips〜 | 可能 |
AXIORY / スタンダード口座 | 400倍 | 20% | 2万円 | 1,000通貨 | 1.4pips〜 | 可能 |
iFOREX / スタンダード口座 | 400倍 | 0% | 1万円 | 750通貨 | 1.1pips〜 | 可能 |
レバレッジ取引に適している業者かどうかは、最大レバレッジだけでは判断できません。
例えば、GEMFOREXのオールインワン口座とMiltonMarketsのスマート口座では、最大レバレッジは等しく1,000倍です。しかし、ロスカット水準を見ると、30%も異なっていることがわかります。
ロスカット水準が30%も違えば、強制ロスカットされるまでの余裕が全く異なります。
このように、最大レバレッジだけでなく、その他の取引条件も確認して業者を選ぶようにしましょう。
海外FXのレバレッジ取引におすすめな業者ランキング
海外FXのレバレッジ取引におすすめな業者をランキング形式をご紹介します。
先述したように、海外FXでレバレッジ取引をする際は、単純なレバレッジの高さだけで判断するのは危険です。
もともと海外FX業者というだけで最大レバレッジが高いので、その他の取引条件や業者の信頼性を含めて総合的に判断しなければいけません。
総合的に判断して行きますので、レバレッジを活用して効率良くお金を増やしていきたい方はぜひ参考にしてください。
1位 GEMFOREX (ゲムフォレックス/オールインワン口座)
GEMFOREX (オールインワン口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 100円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.2pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
1位はGEMFOREXのオールインワン口座です。
GEMFOREXは最大レバレッジ1,000倍、ロスカット水準は20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
初回入金額も100円とFX初心者でも始めやすい額になっています。
証拠金残高によるレバレッジ制限も緩めで、残高200万円までは最大1,000倍、200万円以上でも最大500倍まで取引が可能です。
また、GEMFOREXはボーナスキャンペーンもかなり豪華で、口座開設ボーナスは入金不要なのでノーリスクで取引を始められます。
さらに入金100%ボーナスやお友達紹介ボーナスなども常に開催されているため、ボーナスで得たお金とレバレッジを組み合わせれば少ない資金でも大きな利益を狙うことも可能です。
海外FXの醍醐味であるハイレバレッジとボーナスをどちらも最大限に活かせる環境が整っているので、海外FX初心者から経験者まで幅広くおすすめです。
2位 XM (エックスエム/スタンダード口座)
XM (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 888倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 500円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.6pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
2位はXMのスタンダード口座です。
XMは2009年に設立され、現在では口座開設数300万を超える人気の海外FX業者です。
XMは最大レバレッジ888倍、ロスカット水準は20%、最小1,000通貨からトレードすることが可能です。
知名度や人気は共にトップクラスのFX業者なので、FX初心者でも安心して始められることも特徴の1つです。スプレッドが特別狭いというわけではありませんが、約定力99.8%の実績や57種類の豊富な通貨ペアなど、取引環境はかなり充実しています。
FX完全初心者で、信頼性の高いFX業者にて、低リスクでFXを始めてみたいという方におすすめのFX会社です。
3位 FXGT (スタンダード口座)
FXGT (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 500円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.5pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
3位はFXGTのスタンダード口座です。
FXGTは最大レバレッジ1,000倍、ロスカット水準は20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
FXGTは2019年にサービスを提供し始めた比較的新しいFX会社で、幅広い銘柄に対応しているのが魅力です。
為替通貨以外にも、株式や仮想通貨など全132種類の幅広い銘柄に対応しているため、相場に合わせて銘柄を変更することもできます。
また、FXGTでは現在、新規口座開設時に3,000円のボーナスがもらえます。
そのボーナスは入金不要のボーナスなので、ノーリスクで取引できるのも大きな特徴です。
低リスクでFXを始めたい初心者の方や為替通貨以外にも投資してみたい方におすすめのFX会社です。
4位 FBS (エフビーエス/スタンダード口座)
FBS (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 3,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 100円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 2.0pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
4位はFBSのスタンダード口座です。
FBSは、最大レバレッジ3,000倍、ロスカット水準20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
なんといっても最大レバレッジ3,000倍が大きな魅力ですが、口座残高が2万円を超えるとレバレッジ制限がかかるので、注意が必要です。
そのため、ハイレバレッジのトレードを試しにやってみる分には良いですが、多くの取引をしたい方には向いていません。
FBSは、口座開設ボーナス、入金ボーナス、取引ボーナスの3種類のボーナスがあり、中でも口座開設ボーナスは1万円とかなり豪華です。
また、取引ボーナスも1ロットにつき最大15ドルのキャッシュバックを受け取ることができるなど、ボーナスの恩恵はかなり受けられます。
注意点としては、スプレッドがやや広く、約定力もそこまで高くない点です。
ハイレバレッジでボーナスの恩恵を多く受けたい人におすすめです。
5位 TradersTrust (TTCM/スタンダード口座)
TradersTrust (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 3,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 2万円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.8pips |
スキャルピング | 可能 |
5位はTradersTrustのスタンダード口座です。
TradersTrustは、最大レバレッジ3,000倍、ロスカット水準20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
2018年にサービス提供を始めた新しいFX業者ですが、ハイレバレッジとボーナスに魅力があります。
注意点としては、ゼロカットの適用が自動ではなく、サポートに連絡する必要があることです。
通常、海外FX業者のゼロカットは自動で行われますが、TradersTrustはサポートに連絡しないと適用されず、最悪の場合借金を背負う可能性もあるので十分注意してください。
初回入金額も2万円とやや高めなので、FX初心者ではなく、FX経験者で資金にもある程度余裕がある方のサブ口座としての利用がおすすめです。
6位 exness (エクスネス/スタンダード口座)
exness (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 3,000倍 |
ロスカット水準 | 0% |
初回入金額 | 1万円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.1pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
6位はexnessのスタンダード口座です。
exnessは、最大レバレッジ3,000倍、ロスカット水準0%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
口座残高が10万円未満かつ5ロット以上の取引を達成&取引回数10回以上という条件を満たすと、なんと最大レバレッジが無制限になります。
それ以外でも3,000倍なので、十分すぎるレバレッジです。
さらにロスカット水準も0%なので、より多くの含み損に耐えることができます。
一方で、ロスカット水準を自分で確認しなければいけないので、資金管理の面で考えると大変になるかもしれません。
最大レバレッジの高さにこだわりたい方にはおすすめのFX会社です。
7位 HotForex (ホットフォレックス/プレミアム口座)
HotForex (プレミアム口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 10% |
初回入金額 | 500円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.6pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
7位はHotForexのプレミアム口座です。
HotForexは最大レバレッジ1,000倍、ロスカット水準は10%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
レバレッジが高いだけでなく、ロスカット水準が10%というのは海外FX業者の中でもトップクラスに低い水準です。
また、1ロット取引するたびに2ドルのキャッシュバックを受け取ることができます。
サイトの一部が日本語に対応しておらず、英語表記のままの箇所がありますが、合計3つの金融ライセンスを保有していることからも信頼性が高いことがわかります。
最大レバレッジを最大限に活用したい方や取引量が多いから取引ボーナスをお得にもらいたい方におすすめのFX会社です。
8位 IS6FX (旧旧is6com/スタンダード口座)
IS6FX (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 50% |
初回入金額 | 500円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.6pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
8位はIS6FX(旧is6com)のスタンダード口座です。
IS6FX(旧is6com)は、最大レバレッジ1,000倍、ロスカット水準50%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
金融ライセンスは未登録のため、信頼性に乏しい面はあるものの、少ない資金から大きな利益を狙いたい方は、検討の余地があるFX会社です。
ボーナスも豊富で、200%の入金ボーナスがあるので、初期投資が少なくてもより多くの資金で運用することができます。
注意点としては、ロスカット水準が50%と他社と比較すると高い水準にあり、約定力にもやや難がある点です。
いくつか難点がありますが、少額資金から大きな利益を狙いたい方にとっては、かなり魅力的なFX業者です。
9位 TitanFX (タイタンFX/ブレード口座)
TitanFX (ブレード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 2万円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.03pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
9位はTitanFXのブレード口座です。
TitanFXは、最大レバレッジ500倍、ロスカット水準20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
最大レバレッジが500倍と他社と比較しても高いとは言えず、さらに海外FX業者の醍醐味でもあるボーナスもありません。
しかし、その分低スプレッドと高い約定力で、日本人トレーダーから人気がある海外FX業者です。
取引コストがかなり低いので、取引回数が多くても気にならないでしょう。
また、EAツールが使い放題というのもTitanFXの大きな特徴です。
EAツールを使って自動で収入を得たい方や、スキャルピングで超短期取引をやりたい方におすすめです。
10位 AXIORY (アキシオリー/スタンダード口座)
AXIORY (スタンダード口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 400倍 |
ロスカット水準 | 10% |
初回入金額 | 2万円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 0.9pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
10位はAXIORYのスタンダード口座です。
AXIORYは、最大レバレッジ400倍、ロスカット水準20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
最大レバレッジが400倍と他社と比較すると決して高いとは言えません。
しかし、AXIORYはロスカット水準が10%と業界最小水準で、スプレッドの狭さに定評があるFX業者です。
スプレッドを含め、実際に取引コストがかなり抑えられるので、スキャルピングなど取引回数が多い方に向いているFX業者と言えるでしょう。
初回入金額も2万円と少し高めなので、FX初心者よりはFX経験者で、スキャルピングでコツコツ利益を出したい方のサブ口座としておすすめです。
11位 BigBoss (ビッグボス/プロスプレッド口座)
BigBoss (プロスプレッド口座) の取引条件 | |
最大レバレッジ | 999倍 |
ロスカット水準 | 20% |
初回入金額 | 500円 |
最小取引量 | 1,000通貨 |
スプレッド | 1.5pips〜 |
スキャルピング | 可能 |
11位はBigBossのプロスプレッド口座です。
BigBossは最大レバレッジ999倍、ロスカット水準は20%、最小1,000通貨からトレードすることができます。
2013年に設立された比較的新しいFX会社ですが、XMとサービス内容が似ているのが特徴です。
ボーナスは、口座開設ボーナスと入金ボーナス、取引ボーナスの3種類で、XMよりも最大レバレッジが高いため、よりハイレバレッジのトレードができます。
取引ボーナスについては、1ロットにつき4ドルのキャッシュバックとかなり豪華です。
BigBossは基本的にゼロカットシステムが適用されていますが、条件によってはゼロカットが適用されない場合があるので注意が必要です。
XMとサービスが似ていることから、XMのサブ口座としての利用がおすすめです。
海外FX業者でレバレッジを活用した取引をするメリット
海外FX業者でレバレッジ取引をするメリットは以下の4点です。
- 少額の資金から始められる
- 多くのポジションを持てる
- 海外FXはロスカット率が低い
- レバレッジを自由に設定できる
それぞれわかりやすく解説していきます。
少額の資金から始められる
レバレッジを利用することであまり資金が用意できない人でも、少額からFX取引をはじめられるため大きなリターンが期待できます。
仮に証拠金が1万円でレバレッジ1,000倍を使った場合、元金1万円が1,000万円になる可能性があるということです。
またレバレッジというとリスクが高いイメージがありますが、考え方によっては低リスクにもなりえます。
100万円の資産がある人が1万円だけ取り崩してFXをはじめれば、損失額は最低でも資産全体の1%に抑えることができます。さらにロスカットがあればこれ以上資産が減ることはありません。
このように自分のリスク許容度の範囲内で取引を行えば、ローリスク・ハイリターンを狙うことができます。
多くのポジションを持てる
海外FXでは少ない資金でも複数口座で取引したり、複数の通貨ペアで取引をすることができます。
たとえば、資金が10万円あるとして、取引所A、Bの口座に5万円ずつ分けて入金します。通貨ペアもぞれぞれ5種類にすると、各ペア1万円ずつを取引に利用することが可能になります。
このようにポジションを分散させることはリスクを抑えることにつながります。
海外FXはロスカット率が低い
ロスカット率とは損切りになる証拠金維持率のことです。
海外FXは一般的にこのロスカット率が低く20%が平均的で、ある程度含み損を抱えても相場が反転するまで様子をうかがうことができます。
一方国内の場合ロスカット率は100%というところもあり、すぐにロスカットがかかって損切り貧乏になりやすいという側面があります。
レバレッジを自由に設定できる
国内FXではレバレッジが25倍に固定されていますが、海外FXでは好きなレバレッジをリスク許容度に応じて選択することができます。
つまり、相場を見ながら「ボラティリティが大きいからレバレッジは低めに設定しておこう」とか「ほぼ確実に上昇するチャートパターンだから大きなリターンを狙ってハイレバレッジにしよう」など柔軟に対応することが可能なわけです。
海外FX業者でレバレッジを活用した取引をするデメリット
一方、海外FX業者でレバレッジを活用した取引をするデメリットは下記の2つです。
- 強制ロスカットされるリスクが高い
- 情報量が少ない
それぞれ1つずつ丁寧に説明していきます。
強制ロスカットされるリスクが高い
最大レバレッジが大きいと、過大なポジションを持ってしまうこともあるでしょう。
これにより証拠金維持率が低くなってしまい、少しだけ上下しただけでもすぐに強制ロスカットされることもあります。
レバレッジをかけ過ぎて、自分の証拠金に見合わないポジションを持ってしまうと、何もできないまま、トレードが終了するリスクが高くなるのです。
レバレッジを活用するということは、少ない元金から大きな利益が狙える可能性がある一方で、このようなリスクもあるので、リスクをコントロールすることが大切です。
情報量が少ない
プロのトレーダーでも実際にハイレバレッジ使って取引をしている人はあまり多くありません。それはやはりリスクが高いからです。
また、レバレッジ取引で儲けるためのノウハウを発信しているような書籍やメディアも国内にはそれほどなく、ハイレバレッジの取引をするには実際に経験を積む必要があるでしょう。
とはいえ、一度失敗してしまうと取り返しがつかない損失になる可能性もあるため誰も「試しにやった方良い」とはかんたんに言えないのが現状です。
特にFX初心者であれば数倍から数十倍までに抑えておいてハイレバレッジには手を出さないようにするのが賢明です。
海外FXにおいてレバレッジを活用する際の業者選びのコツ
海外FXでレバレッジ取引をする際の業者選びのコツは以下の2つです。
- ゼロカットがある業者を選ぶ
- 本当に必要なレバレッジは何倍なのかを考える
それぞれ丁寧に解説していきます。
ゼロカットがある業者を選ぶ
ハイレバレッジの利用は大きなリターンが狙える一方で大きな損失を負うリスクがあります。
なので、万が一ことがあってもいいようにゼロカットシステムのある海外FX業者を選びましょう。ゼロカットがあれば入金額以上に損失が膨らむことはありません。
一方国内FXでは法律でゼロカットが禁止されており、顧客資金がマイナスになった場合、FX業者が補填してくれず借金になるケースもありえます。
とはいえ、最大レバレッジ25倍制限と強制ロスカットがあるため、実際元本割れで借金になることはあまりありませんが、ゼロカットがないと取引していて不安になってしまうでしょう。
したがって、ハイレバレッジの利用を考えているならゼロカットのあるFX業者を選ぶようにしましょう。
本当に必要なレバレッジは何倍なのかを考える
レバレッジ取引をする際は、本当にその倍率は必要なのか考えるようにしましょう。最悪なくなっても良いと思えるぐらいの金額でやること前提にしてください。お小遣いで宝くじを試しに買ってみるような感覚でやるのが良いでしょう。
間違っても資産の半分やそのほとんどをハイレバレッジの取引に投入するのは絶対にやめましょう。そういった取引はギャンブルになります。仮に一度や二度成功したとしても相場は不確定なので続けていけばいつか大損することになります。
仮にある程度の利益を上げられた場合は、元本や税金支払い、生活費など最低限必要な額を除いてから再投入すると良いでしょう。
またレバレッジは高ければ高いほど良いというわけではありません。レバレッジ25倍から50倍にすると1ロットあたりに必要な証拠金は約42万円から21万円になります。
一方レバレッジ500倍から1,000倍にする場合は必要証拠金が約2万円から1万円になります。このように少ない資金でも十分なリターンが狙えることは覚えておきましょう。
海外FX業者でレバレッジを活用する際の注意点
海外FX業者でレバレッジを活用する際の注意点は下記の4つです。
- 銘柄によって最大レバレッジが異なる
- 取引ツールによって最大レバレッジが異なる
- 口座タイプによって最大レバレッジが異なる
- レバエッジ制限がかかるケースに注意する
1つずつ説明していきます。
銘柄によって最大レバレッジが異なる
銘柄によって最大レバレッジが異なる海外FX業者もあります。
例えばXMでは、最大レバレッジ888倍となっておりますが、銘柄によってレバレッジが制限されています。
XMの銘柄によるレバレッジ制限 | |
銘柄 | 最大レバレッジ |
EUR/DKK、EUR/HKD、GBP/DKK USD/DKK、USD/HKD、USD/CNH EUR/RUB、USD/RUB、AUD/CHF CAD/CHF、CHF/JPY、CHF/SGD EUR/CHF、GBP/CHF、NZD/CHF USD/CHF |
50倍 |
USD/TRY、EUR/TRY | 100倍 |
このように比較的マイナー銘柄はレバレッジ制限がかかっていることが多々あります。
それは、銘柄によってボラティリティの安定性が異なるからです。
なお、為替通貨以外にも株価指数やCFD取引ができる海外FX業者もありますが、こちらも銘柄によって最大レバレッジが異なる場合があるので、必ず確認するようにしてください。
取引ツールによって最大レバレッジが異なる
取引ツールによって最大レバレッジが異なる海外FX業者もあります。
例えば、easyMarketsという海外業者では、「ウェブプラットフォーム」か「MT4」のどちらかの取引ツールを選べますが、ウェブプラットフォームは最大レバレッジが200倍、MT4は最大レバレッジが400倍です。
このように、どの取引ツールを使うかによって最大レバレッジが異なる場合もあるので、レバレッジを重視してFX業者を選ぶ際は必ず確認しましょう。
口座タイプによって最大レバレッジが異なる
口座タイプによって最大レバレッジが異なる海外FX業者もあります。
例えばXMでは、「スタンダード口座」、「マイクロ口座」、「Zero口座」の3タイプの口座が利用できます。
しかし、この中で最大レバレッジ888倍を利用できるのは、スタンダード口座とマイクロ口座のみで、Zero口座の最大レバレッジは500倍です。
Zero口座はスプレッドの狭さに特化した口座タイプであり、スキャルピングのリスク許容範囲を考慮しているため、制限されているのです。
このように口座タイプによってそれぞれの特徴があるため、どの口座でも同じ最大レバレッジを使えるとは限りません。
そのため、口座タイプの最大レバレッジは口座開設前に必ず確認しましょう。
レバレッジ制限がかかるケースに注意する
各FX業者で最大レバレッジが決まっていますが、レバレッジ制限がかかる以下のようなケースがあります。
- 証拠金残高によって制限されるケース
- 経済指標発表時に制限されるケース
このケースをしっかり理解しなければ、せっかくの高いレバレッジを活用できない恐れがあるため、必ず確認しておきましょう。
証拠金残高によって制限されるケース
1つ目は、証拠金残高によって制限されるケースです。
証拠金残高が一定の金額を上回ってしまうと、最大レバレッジに制限がかかり、通常の倍率よりも下がってしまう仕様になっています。
具体的なレバレッジ制限については業者によって異なります。
実際に人気業者であるGEMFOREXとXMの2社を例に、どの程度制限されるのか見ていきましょう。
証拠金残高によるレバレッジ制限 | ||
証拠金残高 | GEMFOREX | XM |
200万円未満 | 1,000倍 | 888倍 |
200万円以上1,000万円未満 | 500倍 | 200倍 |
1,000万円以上 | 500倍 | 100倍 |
GEMFOREXは証拠金残高が200万円未満まで最大1,000倍のレバレッジを使えますが、証拠金残高が200万円を超えると最大レバレッジが500倍に制限されます。
XMは、証拠金残高が200万円未満まで最大1,000倍のレバレッジを使えますが、200万円以上なら200倍、1,000万円以上なら100倍まで制限されます。
なお、証拠金残高には口座内の自己資金だけでなく、ボーナスや含み益も含まれます。
このように、証拠金残高が増えていくに連れて、海外FX業者の魅力である最大レバレッジの高さは薄れていくのです。
常に最大レバレッジを使いたい場合は、証拠金残高を減らすために出金などの工夫が必要です。
経済指標発表時に制限されるケース
2つ目は、経済指標発表時に制限されるケースです。
経済指標とは、各国の経済状況を示す「物価」「金利」「景気」「貿易」などの要因を数値化したものです。
毎日世界中で経済指標が発表されており、この結果によって値動きが大きくなる傾向にあります。
特に注目度の高い経済指標発表時は短時間で大きな値動きをします。
経済指標の発表時間は随時確認できますが、値動きが早すぎて一瞬でロスカットされるというケースも珍しくありません。
そういった状況から投資家を守るために、各FX業者は経済指標発表時にレバレッジを制限する場合があるのです。
毎日たくさんの経済指標が発表されていますが、特に注目すべき経済指標は下記の5つです。
- 政策金利
- 雇用統計
- GBP
- 消費者物価指数
- 景況感調査
このような注目度の高い経済指標発表時はレバレッジ制限がかかる可能性が高いので、証拠金維持率などの管理にも注意しましょう。
海外FXのレバレッジ取引で本当に稼げるのかをシミュレーションして検証
ここからは、海外FXのレバレッジで本当に稼げるのかをシミュレーションして検証していきます。
海外FX業者と国内FX業者では最大レバレッジに大きな差がありますが、具体的にどのくらい効率良く稼ぐことができるのかイメージしづらい方もいるはずです。
例として、最大レバレッジ888倍の人気海外FX業者XMと最大レバレッジ25倍の国内FX業者GMOクリック証券の2社を使って利益の変化をシミュレーションしていきます。
トレードの資金や取引条件に関してはどちらも同じ条件です。
XMとGMOクリック証券の取引条件 | ||
FX業者名 | GMOクリック証券 | XM |
レバレッジ | 25倍 | 888倍 |
投資資金 | 10万円 | 10万円 |
通貨ペア | USD/JPY | USD/JPY |
取引 | 買い(ロング) | 買い(ロング) |
取引レート | 1ドル=100円 | 1ドル=100円 |
取引数量 | 最大ロット数 | 最大ロット数 |
利益幅(TP) | 30pips | 30pips |
運用方法 | 複利運用 | 複利運用 |
今回はわかりやすいように最大ロット数で取引した場合のシミュレーションをご紹介します。
取引シミュレーションの一覧表 | ||||
レバレッジ | 25倍 | 888倍 | ||
取引回数 | ロット | 利益 | ロット | 利益 |
1回目 | 2.5Lot | 7,500円 | 8.8Lot | 26,400円 |
2回目 | 2.7Lot | 8,100円 | 11.2Lot | 33,600円 |
3回目 | 2.9Lot | 8,700円 | 14.2Lot | 42,600円 |
4回目 | 3.1Lot | 9,300円 | 18Lot | 54,000円 |
5回目 | 3.3Lot | 9,900円 | 22.8Lot | 68,400円 |
合計 | 14.5Lot | 43,500円 | 75Lot | 225,000円 |
最大レバレッジが変わるだけで、これだけ利益に大きな差が出ました。
もちろん、損するリスクが高いので最大ロット数で取引することは推奨しませんが、レバレッジが高いことで利益が大きくなるということはわかるでしょう。
今回は5回までの検証でしたが、これが福利で増えていくと1回あたりの利益の差はさらに広がっていきます。
海外FXのレバレッジに関してよくある質問
海外FXのレバレッジに関してよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
海外FX業者で最大レバレッジ3,000倍の業者はどこですか?
海外FX業者で最大レバレッジ3,000倍を利用できるのは、FBSとTradersTrustの2社です。
FBSは、スタンダード口座、ゼロスプレッド口座で最大レバレッジ3,000倍を利用できます。
TradersTrustは、クラシック口座、プロ口座、VIP口座、全ての口座タイプで最大レバレッジ3,000倍を利用することができます。
特に100円から取引が始められるFBSがおすすめです。
海外FX業者で最大レバレッジ1,000の業者はどこですか?
海外FX業者で最大レバレッジ1,000倍を利用できるのは、GEMFOREX、FXGT、HotForex、IS6FX、MILTON MARKETSの5社です。
中でもGEMFOREXは、オールインワン口座、ノースプレッド口座どちらでも最大レバレッジ1,000倍を利用でき、証拠金残高によるレバレッジ制限が緩くなっているのでおすすめです。
海外FXでレバレッジが無制限にかけられる業者はありますか?
海外FX業者でレバレッジが無制限にかけられるのは、iFOREXとTitanFXの2社です。
この2社は証拠金残高によって最大レバレッジが制限されることはありません。
ただ、レバレッジが無制限になるということは、それだけロスカットされるリスクも高まりますので、十分注意してください。
この2社では、取引コストが控えめなTitanFXがおすすめです。
海外FXにおけるレバレッジのまとめ
- 海外FX業者でレバレッジ取引をしたい方は最大レバレッジ以外の取引条件にも着目したほうが良い
- 海外FX業者は国内FX業者より、最大レバレッジが高くて追加証拠金もない
- 海外FXでレバレッジ取引をするならGEMFOREXがおすすめ
この記事では、レバレッジ取引におすすめな海外FX業者や、業者を選ぶポイントについて解説してきました。
この記事を読めばわかるように、レバレッジ取引をするなら国内FX業者より圧倒的に海外FX業者がおすすめです。
その中でもおすすめの海外FX業者はGEMFOREXです。
レバレッジ取引をしたいと考えている方はぜひGEMFOREXで口座開設をして取引を始めてみてください。