Pepperstone (ペッパーストーン) とは?日本から撤退した理由と当時の評判まとめ

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1.Pepperstone (ペッパーストーン) とは?

Pepperstoneはオーストラリアのメルボルンを拠点に持つ海外FX業者です。

金融庁からの警告を理由に2014年10月2日から日本ではサービスを終了し、現在はオーストラリアやヨーロッパを中心にサービスを提供しています。

Pepperstoneは極小のスプレッド、スキャルピング対応、国内銀行への送金が可能だったことから当時日本でもかなり人気がありました。

また、Papperstoneの元メンバーが設立したTitanFXは、類似のサービスを提供していることから、Pappertsoneの後継として日本で人気の海外FX業者の一つとなっています。

2.Pepperstone (ペッパーストーン) が日本から撤退した理由

Papperstoneが日本から撤退した理由は、オーストラリアの金融当局 (ASIC) に対して、日本の金融庁から圧力があったからと言われています。

当時、日本では海外FX口座を利用した詐欺被害が相次いでおり、出金拒否をされて資金を失った人が数多くいました。被害総額は8億円以上にも上ったそうです。

このような事態を野放しにできない金融庁は、各国の規制当局に圧力をかけたと言われています。

このとき日本でサービスを行なっていたオーストラリアのライセンスを持つFX業者は続々と撤退していきました。Pepperstoneもその一つです。

多くの海外FX業者は日本の金融庁の認可を受けていません。しかし、認可を受けていない業者が全て危険なのかというとそういうわけでもありません。

信頼性を見極める一つの基準は、権威性の高いライセンスを取得、あるいは複数の国でライセンスを取得しているかを確認することです。

海外FX口座を開設する前に確認してみてください。ちなみにイギリス (FCA) やキプロス (CySEC) は、規制が厳格で信頼性の高いライセンスと言われています。

3.Pepperstone (ペッパーストーン) の特徴について

3-1.最大レバレッジが400倍

Papperstoneでは最大レバレッジ400倍で取引が可能でした。

海外FXのレバレッジは国内のFX業者に比べ非常に高いことから、少ない証拠金でハイリターンを求める利用者を多く集めていたようです。

ハイレバレッジの取引は大きなリスクも伴うため利用には注意が必要です。

3-2.低スプレッド

口座はスタンダードとRAZERの2種類選択可能で、スタンダードのスプレッドは1.0pips、RAZERはなんと0pipsでした。

スプレッドは売値と買値の差額を表す取引手数料の一種で、狭いほど手数料を抑えることができます。

RAZER口座のような極めて狭いスプレッド0pipsは、現在多くの海外FX業者で取り入れられていますが、それを流行らせたのがPepperstoneと言われています。

3-3.国内銀行送金が利用可能

国内の銀行送金に対応しており1~3営業日で銀行口座への着金が可能でした。

国内銀行送金は海外の銀行を経由する必要がないため便利で安全です。

3-4.MT4やMT5、cTraderに対応

Pepperstoneは、FX専用の自動売買ツールMT4、MT5、cTraderにも対応していました。

これらのツールでは、EA (エキスパートアドバイザー) のロジックをダウンロードすることで誰でも自動取引が可能です。

チャートを見ている暇がない忙しいビジネスマンにとってはかなり重宝します。

4.Pepperstone (ペッパーストーン) の元メンバーがTitanFXを設立

Pepperstoneの元メンバーがニュージーランドのライセンス (FSP) を持つTitanFXを設立しました。

このTitanFXのサービス内容はPepperstoneとよく似ており、Papperstoneの利用者は日本でのサービス終了後、その多くがTitanFXに流れました。それだけPepperstoneのサービスの評価が高く信頼されていたようです。

TitanFXは最大レバレッジ500倍、低スプレッド、約定スピードの速さなどが売りで、日本語のサポートも充実しています。

信託保全を実施していることから安心して資金を預けることもできます。信託保全は顧客資金を自社の資金と分け、信託銀行預けて管理することです。

この信託保全を実施している海外FX業者はまだあまり多くないので、貴重な海外FX業者のひとつです。

さらに、TitanFXは取扱い銘柄の数が豊富です。メジャー通貨はもちろんトルコリラや南アフリカランドといったマイナー通貨に加え、金、銀、原油、株価指数CFDなどにも対応しています。

また、最近ではビットコインを使った送金サービスも行っています。以上のような充実したサービス内容からTitanFXを愛用している人は多いです。

5.Pepperstone (ペッパーストーン) のまとめ

最後に本記事の内容をまとめます。Pepperstoneは次のような特徴を持つFX業者です。

・現在日本から撤退し利用不可 (後継のタイタンFXは日本人も利用可能)
・最大レバレッジ400倍
・低スプレッド
・国内銀行送金が利用可能
・MT4、MT5、cTraderに対応

Papperstoneは惜しまれながらも日本を撤退したFX業者だったようです。

しかし、その後継と言われるタイタンFXは日本居住者でも利用可能で使い勝手の良いと評判のFX業者なので、興味がある人は口座開設してみてはいかがでしょうか。