XM (エックスエム) で口座休眠・凍結となる条件とその解除方法を解説!原因は稼ぎすぎ?

この記事のポイント
  • XMで口座凍結されてしまった時の対処法
  • XMで口座凍結される禁止行為
  • XMでは禁止されていない行為

XMで久しぶりにトレードをしようしたけれど、口座にアクセスできず困ったという経験がある方もいらっしゃると思います。

もし長い間XMの口座にログインしていないのであれば、お持ちの口座が口座凍結をされているかもしれません。

本記事ではXMで休眠口座・口座凍結になってしまった場合の対処法と、口座凍結になってしまうルールや禁止行為について紹介していきます。

目次

XM (エックスエム) で口座凍結された時の対処法

XMの口座凍結は口座が休眠したのちに口座残高がゼロになると起こります。また利用規約に違反すると口座凍結されることがあります。

口座凍結されるとどうなる?

口座凍結されてしまうと、口座にあるボーナスやXMポイントを受け取る権利はすべて失効してしまいます。

そのため口座に入っているボーナスを新規口座に引き継げなくなってしまうことに注意が必要です。

しかし口座凍結された場合でも、凍結された口座で受け取った分のボーナスは失効しますが、まだ受け取っていないボーナス残高に関しては引き継がれます。

そのため新しく口座を開設した場合は、その新しい口座でボーナスを受け取れます。

口座凍結の解除に必要なもの

解除に必要なものは、

  • メールアドレス
  • 口座開設者の身分証明書
  • 口座開設者の住所証明書

です。

メールアドレスは新規口座開設時と同一のものが必要になります。

以前提出している場合でも、住所証明書類の有効期限が過ぎている場合は再度提出の必要があります。

口座凍結の解除方法

XMに再び口座の開設申請を行えば、口座凍結は解除してもらえます。

また新規口座開設時と同じ手続きを行う際に以前と同じメールアドレスを登録すると、ボーナスは消滅してしまいますが、以前の口座内容を引き継ぐことできます。

以下のボタンから新規口座の開設を行いましょう。

新口座開設と旧口座復活の違い

新規口座開設と旧口座復活の違いは、付与されるボーナスが異なる点です。

新規口座開設の場合は口座開設ボーナス・入金ボーナスの両方が付与されます。

しかし旧口座復活の場合、入金ボーナスのみが付与されます。

なぜなら口座開設ボーナスに関しては、「XMで初めて新規口座を開設した人」が対象となるボーナスだからです。

一方旧口座復活の場合、新規で口座を開設した際に口座開設ボーナスが付与されているので今回は付与の対象外になるためです。

XM (エックスエム) で休眠口座になった時の対処法

休眠口座とは口座内のボーナスやXMPがなくなり、口座維持手数料が発生する状態のことです。一方で口座凍結はアカウント自体が利用不可になることを指します。

持っている口座が休眠口座になってしまった場合は、口座凍結になってしまった場合と違い新規口座開設を行わなくても解除できます。

その方法とは「新たに取引注文を出す」「口座に追加入金を行う」の2通りです。

口座が休眠状態でもログインすることはできるので、新たに取引注文を出すことにより休眠口座は解除され、アクティブ口座に戻ります。

また休眠中の口座に追加入金を行うことでも、休眠口座は解除されアクティブ口座に戻せます。

休眠口座では口座維持手数料がかかる

XMの口座は基本的に口座維持費が無料です。

しかし口座に残高がある状態で入金・出金や取引を90日間行わなかった場合は、持っている口座は休眠口座になります。

休眠口座に切り替わってしまうと、毎月5ドルが口座維持手数料として口座から引かれるようになってしまいます。

そして口座の残高がすべてなくなってしまうと、今度は休眠口座から凍結口座に切り替わります。

XM (エックスエム) の口座休眠から口座凍結に至るまでの流れ

  1. 取引や入金をせずに90日間が経過する
  2. 口座が休眠口座となる
  3. 口座維持手数料が毎月引かれる
  4. 口座残高がなくなった状態で90日間が経過する
  5. 口座凍結

口座凍結はすぐにはされません。上記の順番で進み、口座残高が無くなった状態で90日間経過すると口座は凍結します。

1.取引や入金をせずに90日間が経過する

アクティブ口座であったとしても、90日間新しい取引注文がなく、口座へ追加で資金が入金されていない口座は、アクティブ口座から休眠口座に自動的に切り替わってしまうので注意が必要です。

2.口座が休眠口座となる

口座が休眠口座になってしまった場合でも、マイページなどにログインできるので機能面での差は発生しません。

新たに取引注文を出すか口座に追加入金を行うことで、休眠口座からアクティブ口座へ戻すことが可能です。

3.口座維持手数料が毎月引かれる

口座が休眠口座になってしまうと口座維持手数料として毎月5ドルが口座から引かれるようになってしまいます。

そして口座残高が5ドル未満の場合は、残りの口座残高が全額消失するようになっています。

4.口座残高がなくなった状態でさらに90日間が経過する

口座残高がなくなった状態でさらに90日間が経過してしまうと、口座凍結になってしまいます。

口座凍結になってしまうと、マイページなどにログインできなくなってしまうので注意が必要です。

XM (エックスエム) で口座凍結される禁止行為

XMが禁止している行為を行うと口座凍結される恐れがあります。禁止されている行為は以下の6つです。

XMの禁止行為
  • 他人名義での口座開設
  • 複数口座での両建て
  • 複数業者間での両建て
  • グループ内で行う両建て
  • ゼロカットシステムの悪用
  • 裁定取引 (アービトラージ)

他人名義での口座開設

友人や家族など他人の名義を利用しXMで新規口座開設をすることによって、口座開設ボーナスや入金ボーナスを複数回受け取る行為は禁止されています。

この他人名義での口座開設は非常に多くみられる不正行為です。このような不正行為すると口座凍結の対象になります。

またXMでは本人確認が特に重視されており、本人名義の口座以外からの入出金を行うだけでも調査の対象になりかねないので注意が必要です。

他に不正行為をしていない場合でも、別名義の口座からの入金を行っただけで口座凍結される場合もあります。

複数口座での両建て

XMでは1つのアカウントにつき最大8つまで口座を開設できます。

1つの口座内での両建ては不正行為には該当しないので認められていますが、作成した複数の口座間で両建てを行うことは不正行為に該当するので注意が必要です。

XMが投資家保護のために採用しているゼロカットシステムの悪用にあたってしまうからです。

複数業者間での両建て

複数口座を利用しての両建て同様に、他のFX会社の口座を使った両建て行為は、意図的なゼロカットを引き起こすことが可能になってしまうので禁止されています。例えばXMで「ドル円を買い」他のFX会社で「ドル円を売る」といった取引が該当します。

またそのような両建てはXMにおいて禁止されているとともに、他のFX会社の禁止事項にも「他のFX会社との両建て行為は禁止」と記載されている場合があるので注意が必要です。

グループ内で行う両建て

友人間やオンラインサロン間などのグループで複数人の口座を使い、両建て行為をすることは禁止されています。

こちらもゼロカットシステムの制度を悪用していると考えられてしまうので注意が必要です。

ゼロカットシステムの悪用

ゼロカットシステムとは、トレーダーが口座残高以上の損失を出してしまった場合、その損失分のマイナスをゼロにリセットする救済措置のシステムです。

重要指標の発表や大規模な経済イベントなどで大きく値が動くタイミングを狙い、ハイレバレッジでのトレードを仕掛けることは、ゼロカットシステムの悪用と考えられてしまうので注意が必要です。

また週末の大規模な経済イベントなどによって、金曜日の終値と月曜日の始値に大きな差が生じる、いわゆる「窓開け」を狙ったハイレバレッジでのトレードも、ゼロカットシステムの悪用と考えられてしまうので注意が必要です。

裁定取引 (アービトラージ)

接続遅延やレートエラーを利用した取引

市場価格の大暴落や大暴騰が起こった場合など、FX会社のサーバーにアクセスが通常よりも集中してしまい、サーバーに通常以上の負荷がかかります。すると正しい市場価格が遅延して表示されてしまう場合があります。

このようなタイミングを狙い意図的にトレードを仕掛けることは、禁止行為とされているので注意が必要です。

複数の通貨ペアによる特定の通貨をヘッジする両建て

似たような動きをする通貨ペアを使うことによって逆のポジションを取る行為も注意が必要です。

このような行為も、ゼロカットシステムを悪用した行為と考えられてしまう場合があるので気を付ける必要があります。

偶然ポジションを保持してしまった場合などは大丈夫ですが、故意的に何度も同じ行為を繰り返すと規約違反にあたり口座凍結などの対象になってしまいます。

XM (エックスエム) で禁止されていない行為

他海外FX業者では禁止されているがXMでは禁止されていない行為もあります。それが以下の4つです。

XMで禁止されていない行為
  • スキャルピング
  • EAの利用
  • 同一口座内での両建て
  • 多額の出金

スキャルピング

スキャルピングとは、短い期間の間に少ない利益を積み重ねていく取引手法のことです。

数十秒から数分間といった短い期間の中で、ポジションを長期間保有しないことによってリスクを軽減できます。

ポジションを短い期間でしか保有しないため、相場の大きな変動やトレンド発生による影響を受けにくいことがメリットです。

EAの利用

EAとは、自動売買プログラムのことを指します。

EAを利用することにより、プログラムが事前に定められた設定をもとに売買を自動的に繰り返すので、どのような状況下においても取引が可能です。

トレーダーはEAを利用することで自分自身の判断で取引を行う必要がなくなります。

市場を常にチェックする必要がなくなるため負担が減り、楽に取引できることがEAのメリットです。

DD方式とNDD方式

国内のFX会社はEAの利用を禁止しています。これは国内のFX会社がDD方式を採用しているためです。

DD方式では、顧客の注文に対して取引ディーラーを置いて対応します。そのため顧客の注文から時間差で市場にカバー注文を出す仕組みになっています。ディーラーが取引に介入するため希望通りの取引ができないこともあり、EAは利用できないのです。

一方海外のFX会社は一般的にNDD方式を採用しています。この方式では取引ディーラーを置かないので、顧客の注文は時間差なく市場に流れる仕組みになっています。

同一口座内での両建て

XMでは同一口座内でのみ両建て行為が認められています。

同一口座内で両建てをするメリットは、売りと買いのエントリーの数が同じ場合にのみ証拠金がゼロになることです。

また両建てをする場合は、含み益や含み損が変動しないので、ポジションをリスクがない状態で保有しながら相場の動きが把握できることもメリットとして挙げられます。

多額の出金

XMでは多額の出金は禁止行為にはあたりません。

XMはNDD方式を採用しているので、XM自身が損失のリスクを負わない仕組みになっており、多額の出金が問題にはならないためです。

多額の出金で出金拒否されることはある?

基本的にXMで出金拒否をされることはありません。

しかしトレーダー側に問題がある場合には、出金拒否をされる可能性はあります。

具体的には銀行口座の情報が間違っている、そもそも出金ができない銀行であるなどのトレーダー側の不注意などによる問題が該当します。

また禁止行為をしていたために口座凍結されるなどの理由で、出金を拒否されることもあります。

XM (エックスエム) の口座凍結に関するよくある質問

口座が休眠または凍結された場合ボーナスやXMPはどうなりますか?

口座凍結されると、口座にあるボーナスやXMPはすべて失効してしまいます。

しかしまだ受け取っていないボーナス残高は引き継げるので、新しく口座を開設した場合はその新しい口座でボーナスを受け取ることが可能です。

口座が休眠または凍結された場合出金はできますか?

口座凍結されてしまった場合は、口座維持手数料が支払えない状態になっているので口座の中に資金がなく、出金することはできないです。

しかし休眠口座の場合は問題なく出金できます。

スキャルピングで口座を凍結されることはありますか?

スキャルピングは、禁止行為に該当しないので口座凍結にはなりません。

XMの公式HPでもスキャルピングに関して規制していないと公言されているので、口座凍結されることはないでしょう。

稼ぎ過ぎで口座を凍結されることはありますか?

稼ぎすぎたからといって口座が凍結されることはありません。

しかし不正行為を利用して結果多額の利益を上げている場合は、口座凍結されてしまいます。

もし不正行為をしていないのにも関わらず急に口座が凍結されてしまったのならば、知らず知らずの内に不正行為をしていた可能性があります。

そうならないためにも不正行為について正しく理解する必要があります。

凍結された口座で確定申告用の年間取引報告書をダウンロードすることはできますか?

口座凍結になってしまうと、確定申告用の年間取引報告書をダウンロードで取得することはできません。

なぜなら口座を凍結されると自分の口座にログインできなくなってしまうからです。

唯一年間取引報告書を取得する方法は、サポートまで連絡して年間取引報告書を作成してもらうことのみです。

XM (エックスエム) の口座凍結に関するまとめ

この記事のまとめ
  • XMで口座凍結されてしまっても解除する方法がある
  • XMで禁止行為を行うと口座凍結される可能性があるため注意が必要
  • XMでは同一口座内の両建てやスキャルピングは禁止されてない

XMでは休眠口座から口座凍結になるまでに90日間の猶予を定めています。

基本的に口座凍結されてしまうことは少ないと思いますが、トレードを一定期間休むような場合はボーナスなどが無駄にならないように対策を取っておかなければなりません。

また禁止行為をしたがために口座凍結される場合もあるので、知らない間に禁止行為をしていたとならないように、禁止事項についての理解も深めておきましょう。