- BINANCEのレバレッジ取引にはマージン取引と先物取引の2種類
- 最大レバレッジが125倍から20倍に引き下げられた
- レバレッジ取引の手数料体系を理解すればお得に取引ができる
BINANCEは取引量・登録者数世界一を誇る海外仮想通貨取引所で、現物取引だけでなくレバレッジをかけた取引が可能です。
レバレッジをかければ、現物取引よりもはるかに大きな利益を出すことが可能になります。
しかし、そんなレバレッジ取引もいざはじめようと思うと、複雑でなかなか一歩が踏み出しにくいですよね。
本記事ではレバレッジ取引のルールやリスクなど、レバレッジ取引をする上で知っておくべきポイントをわかりやすくお伝えしていきます。
BINANCEでのレバレッジ取引に挑戦しようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
2022年11月30日に、BINANCEは日本市場への参入を発表しました。
それに伴い、現時点でBINANCEは日本からの新規受付を停止しています。
登録フォームを開いても以下のように警告メッセージが表示されてしまい、手続きを進めることができません。
BINANCEの代わりの海外仮想通貨取引所としておすすめなのが、Bybit (バイビット) です。
- 250種類以上の取り扱い通貨
- 最大100倍のレバレッジ
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Bybitは先物取引に特化した仮想通貨取引所でしたが、近年では現物通貨を次々と上場させたり、ステーキングや積立投資などのサービスを展開したりしており、BINANCEの代わりの仮想通貨取引所として充分なスペックがあります。
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Bybitの評判や特徴、メリット・デメリットについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
Bybit (バイビット) の評判・口コミから分かったメリット・デメリットを一挙紹介!また、BINANCEが日本人ユーザーの新規登録を停止した詳しい経緯や、BINANCEの代わりにBybitをおすすめする理由については、下記の記事で紹介しています。
BINANCE (バイナンス) は日本人の利用は禁止? 代わりにおすすめの海外仮想通貨取引所も紹介目次
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ・FX取引について
サービス開始当初、BINANCEは日本で現物取引のみサービスを提供していましたが、2019年から日本でもレバレッジ取引を開始しました。
それ以来、厳格な上場審査のもと、BINANCEはレバレッジ取引が可能な通貨ペアを100種類以上にまで増やしています。
なお、BINANCEが提供していた最大レバレッジは125倍でしたが、ハイレバレッジのリスクを考慮し、2021年には20倍にまで引き下げを行いました。
最大レバレッジが125倍から20倍に変更
BINANCE創業者でCEOのチャンポン・ジャオ氏は、2021年7月26日に最大レバレッジを125倍から20倍に変更したと発表しました。
また仮想通貨取引所大手FTXのCEO、サム・バンクマン・フリード氏も前日に最大レバレッジの変更を発表しています。
レバレッジ20倍以上での取引は総取引量において1%未満でしかなく、最大レバレッジ変更によるトレーダーへの影響は限定的です。
ジャオ氏はレバレッジ倍率の変更理由について直接言及していませんが、この変更については「消費者保護の観点から」と述べています。
倍率変更の背景として、高レバレッジを利用した投機的な投資に対する規制当局の監視が厳しくなってきたことが挙げられるでしょう。
このことに対する懸念が仮想通貨取引所の間で広がっており、今回の変更に踏み切ったようです。
また業界最大手のBINANCEが率先して行動することで規制当局に対して安全性のアピールをする狙いもあると思われます。
レバレッジ取引可能な取り扱い通貨数は100種類以上
BINANCEには日々新しい通貨が上場しています。もちろんすべて十分な審査を経て上場している銘柄ばかりなので、詐欺コインをつかまされることはありません。
BINANCEの取り扱い通貨数は、2022年2月現在370種類を超えています。そのうち100種類以上の通貨がレバレッジ取引に対応しています。
国内の取引所だとレバレッジ取引ができる通貨は多くても十数種類に限られているので、それを考えるとBINANCEは非常に多いことがわかりますね。
これだけの種類の通貨でレバレッジ取引ができれば、短期的な値動きを取り逃がしてしまうことを避けられるでしょう。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ取引は2種類
レバレッジ取引は自分で設定した倍率で取引を行うトレード方法で、自分の証拠金を担保にして何倍もの額で取引が可能になります。
これにより通常の現物取引よりも大きな利益を出すチャンスがある一方で、自分が持っている額以上の取引をするため、リスクも上がってしまいます。したがってレバレッジ取引をするにはその特徴をしっかり理解しておくことが非常に重要です。
BINANCEのレバレッジ取引には「マージン取引」と「先物取引」の2種類があります。ここではそれぞれの特徴をわかりやすく説明していきます。
マージン取引
マージン取引とは、自分の資金を担保にお金を借りて取引を行うトレード方法です。自分の持てるポジションを大きくできるので利益を最大化することができる反面、リスクも大きくなってしまいます。
また取引所からお金を借りるため、金利が発生することに注意する必要があります。金利については後ほどくわしく説明していきます。
マージン取引は現物取引と違い「売り」からもポジションをもつことができるため、下落相場でのヘッジとして使うのも有効です。
レバレッジは3倍から10倍
BINANCEのマージン取引では、レバレッジ3倍から10倍が利用可能です。
それぞれの通貨で利用できるレバレッジは異なり以下のようにトレード画面の右側より確認することができます。
たとえば、上記画像における赤枠の「5x」はレバレッジ倍率5倍を表しています。
マージン取引ではクイズに回答する必要がある
BINANCEのマージン取引はクイズに正解しないと取引をはじめることができない仕様になっています。
クイズの内容はレバレッジ取引に関する理解を試すもので、全て正解しないと取引をはじめることができません。とはいえ正解するまで何度でも回答できるので誰でも全問正解は可能です。
できれば丸暗記するのではなく内容をしっかり理解した上で回答するようにしましょう。
金利をバイナンスコイン (BNB) で支払うとお得になる
マージン取引ではお金を取引所から借りることになるため、当然金利が発生します。金利は毎日発生するので、日数が経てば経つほど高額になっていきます。
しかし、この金利をバイナンスコイン (BNB) で支払うことで、5%の割引が適用され返済額を減らすことができるのです。
バイナンスコイン (BNB) は時価総額第4位 (2022年2月現在) となっており、仮想通貨の中では確固たる地位を確立しつつあり信用できる通貨です。
金利による手数料を少しでも軽減するためバイナンスコイン (BNB) を事前に購入しておくと良いでしょう。
ちなみに、現物取引や先物取引でも手数料をバイナンスコイン (BNB) で支払うことで割引が適用されるので、BINANCEを多く利用するのであれば持っておくとお得です。
バイナンスコイン (BNB) について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
バイナンスコイン (BNB) とは? 今後・将来性や価格動向、買い方を徹底解説先物取引
先物取引とは、将来の売買についてあらかじめ約束しておく取引のことです。
もともとは農業において、豊作・不作関係なく一定の価格で農作物を仕入れるために使われていました。
売買の価格と数量だけを現時点で決めておき、約束の日時になったら売買を行います。
先物取引も現物取引とは異なり「売り」からも入ることができるので、価格変動の激しい市場では下落相場におけるリスクヘッジの手段として有効です。
USDⓢ-M先物 (永久先物取引) とは
USDⓢ-M先物 (永久先物取引) には決済期限がありません。そのため、強制清算されるまでポジションを持ち続けることができます。
ポジションを持ち続けられるということは有利な点もある一方で、マーケットが逆に動いた場合、大損失を被るリスクもあります。そのため損切りラインの設定は必須です。
また証拠金には、ドルの価値に連動するステーブルコインであるテザー (USDT) またはバイナンスUSD (BUSD) が使われます。これにより、利益や損失が直感的にわかりやすくなっています。
COIN-M先物 (四半期先物取引) とは
COIN-M先物 (四半期先物取引) には、決済までに四半期の有効期限が設けられています。そのため決められた期限までに、ポジションはクローズしなければなりません。
期限は3月と6月、9月、12月のカレンダーサイクルによって決められています。
期限付きのためUSDⓢ-M先物より手数料はやや安めに設定されています。また、証拠金は取引している各仮想通貨になります。
バイナンスコイン (BNB) の保有量によって手数料が割引される
BINANCEでは、30日間の平均取引量 (BUSD換算) とバイナンスコイン (BNB) の保有量に応じてユーザーごとにアカウントレベルがVIP0からVIP9の10段階に変わる仕組みを採用しています。
このアカウントレベルが高くなればなるほど、取引手数料割引の優遇を受けることができます。
なお、最初のレベルであるVIP1になるには30日間で15,000,000BUSD以上の取引を行い、かつ25BNB以上保有している必要があり一般人にはややハードルが高いです。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ取引の手数料
ここでは、BINANCEのレバレッジ取引の手数料について説明していきます。
取引手数料はいつでも変わらないというわけではなく、通貨やアカウントレベルによって違うなどやや複雑です。
取引手数料は最終的に得られる利益や損失に深く関わってきますので、ここでしっかり把握した上で取引を行いましょう。
マージン取引の手数料
下の表はアカウントレベルごとの日時借入金利を公式サイトから主要3通貨抜粋したものです。
マージン取引の手数料一覧表 | |||
ビットコイン (BTC) | イーサリアム (ETH) | バイナンスコイン (BNB) | |
VIP0 | 0.020000% | 0.020000% | 0.300000% |
VIP1 | 0.019000% | 0.019000% | 0.285000% |
VIP2 | 0.010000% | 0.010000% | 0.285000% |
VIP3 | 0.009500% | 0.009500% | 0.270000% |
VIP4 | 0.009500% | 0.009500% | 0.270000% |
VIP5 | 0.009500% | 0.009500% | 0.270000% |
VIP6 | 0.009000% | 0.009000% | 0.255000% |
VIP7 | 0.009000% | 0.009000% | 0.255000% |
VIP8 | 0.008500% | 0.008500% | 0.240000% |
VIP9 | 0.008500% | 0.008500% | 0.240000% |
たとえば、VIP0でビットコイン (BTC) を1BTC借りる場合、1日に支払わなければならない金利は、0.02BTC (= 1BTC × 0.020000%) となります。
さらに、金利は1時間ごとに計算されることにも注意が必要です。
この借入金利は日々調整されています。表は2022年2月現在での情報です。
最新の情報は以下の公式サイトに記載がありますので、気になる方は参考にしてみてください。
参考 取引手数料BINANCEUSDⓢ-M先物(永久先物取引) の手数料
USDⓢ-M先物の取引手数料は以下の表のようになっています。
USDⓢ-M先物(永久先物取引) の手数料一覧表 | ||||
レベル | 30日の取引量 (BUSD) | BNB残高 | USDT Maker/Taker | BUSD Maker/Taker |
VIP0 | ≥ 15,000,000BUSD | ≥ 0BNB | 0.0200% / 0.0400% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP1 | ≥ 15,000,000BUSD | ≥ 25 BNB | 0.0160% / 0.0400% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP2 | ≥ 50,000,000BUSD | ≥ 100BNB | 0.0140% / 0.0350% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP3 | ≥ 100,000,000BUSD | ≥ 250BNB | 0.0120% / 0.0320% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP4 | ≥ 600,000,000BUSD | ≥ 500BNB | 0.0100% / 0.0300% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP5 | ≥ 1,000,000,000BUSD | ≥ 1,000BNB | 0.0080% / 0.0270% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP6 | ≥ 2,500,000,000BUSD | ≥ 1,750BNB | 0.0060% / 0.0250% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP7 | ≥ 5,000,000,000BUSD | ≥ 3,000BNB | 0.0040% / 0.0220% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP8 | ≥ 12,500,000,000BUSD | ≥ 4,500BNB | 0.0020% / 0.0200% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP9 | ≥ 25,000,000,000BUSD | ≥ 5,500BNB | 0.0000% / 0.0170% | -0.0100% / 0.0230% |
VIP0の場合のみ「30日の取引量 (BUSD)」、「バイナンスコイン (BNB) の残高」のどちらかの条件を満たしていればOKです。
それ以上のレベルになると両方の条件を満たしている必要があります。
また、バイナンスコイン (BNB) を手数料の支払いに使用するとテザー (USDT) 建、バイナンスUSD (BUSD) 建ともにMaker/Takerの手数料に10%の割引が適用されます。
したがって、手数料支払い用のバイナンスコイン (BNB) をいくらか保有していると良いでしょう。
また表を見ると、テザー (USDT) 建よりバイナンスUSD (BUSD) 建の方が手数料が優遇されていることがわかります。
バイナンスUSD (BUSD) 建だとMakerの手数料はすべてマイナスになっています。これはMakerとして取引をすると、手数料がもらえるということを表しているので大変お得だと言えるでしょう。
バイナンスUSD (BUSD) はBINANCEが発行しているUSドルに価格が紐づけられたステーブルコインなので、このような優遇が受けられるというわけです。
COIN-M先物 (四半期先物取引) の手数料
COIN-M先物の手数料は以下の表のようになっています。
COIN-M先物(四半期先物取引) の手数料一覧表 | ||||
レベル | 30日の取引量 (BUSD) | BNB残高 | Maker | Taker |
VIP0 | ≥ 15,000,000BUSD | ≥ 0BNB | 0.0100% | 0.0500% |
VIP1 | ≥ 15,000,000BUSD | ≥ 25 BNB | 0.0080% | 0.0450% |
VIP2 | ≥ 50,000,000BUSD | ≥ 100BNB | 0.0050% | 0.0400% |
VIP3 | ≥ 100,000,000BUSD | ≥ 250BNB | 0.0030% | 0.0300% |
VIP4 | ≥ 600,000,000BUSD | ≥ 500BNB | 0.0000% | 0.0250% |
VIP5 | ≥ 1,000,000,000BUSD | ≥ 1,000BNB | -0.0050% | 0.0240% |
VIP6 | ≥ 2,500,000,000BUSD | ≥ 1,750BNB | -0.0060% | 0.0240% |
VIP7 | ≥ 5,000,000,000BUSD | ≥ 3,000BNB | -0.0070% | 0.0240% |
VIP8 | ≥ 12,500,000,000BUSD | ≥ 4,500BNB | -0.0080% | 0.0240% |
VIP9 | ≥ 25,000,000,000BUSD | ≥ 5,500BNB | -0.0090% | 0.0240% |
こちらもUSDⓢ-M先物と同様に「30日間の取引量 (BUSD)」と「バイナンスコイン (BNB) 残高」によって手数料が決まります。
VIP0の場合、どちらかの条件を満たしていればOKです。VIP1以上は両方の条件を満たす必要があります。
VIP5からMaker手数料がマイナスになるので、Maker注文で手数料をもらえるようになります。
こちらはUSDⓢ-M先物と異なり、バイナンスコイン (BNB) 支払いによる手数料割引はありません。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ・FX取引のメリット
BINANCEのレバレッジ・FX取引には以下のようにメリットが豊富にあります。
- 取り扱い通貨が豊富
- 分析ツールが優秀
- 追証なしのゼロカットシステムを採用している
- 下落相場でも利益を出すことが可能
それぞれの項目についてくわしく説明していきます。
取り扱い通貨が豊富
前述した通り、BINANCEではレバレッジ対応通貨が100種類以上と豊富にあります。
さまざまな通貨でレバレッジ取引を行うことができるということは、強い上昇トレンドの通貨や下落中の通貨での取引チャンスを逃すことがありません。
また分散投資という観点からも、リスクを抑えたトレードが可能になります。
分析ツールが優秀
BINANCEでは、ボリンジャーバンドやEMAなどのさまざまなインジケーターをボタンひとつで誰でもかんたんに利用することができます。
さらにトレード画面はとても見やすく、PCのみならずスマホアプリも操作性に優れています。
したがって、外出先で急な相場変動が起きても冷静に分析を行い、適切な判断を下すことができるでしょう。
追証なしのゼロカットシステムを採用している
BINANCEのような海外仮想通貨取引所は「ゼロカットシステム」を採用しています。
ゼロカットシステムとはレバレッジ取引により証拠金以上の思わぬ損失が出てしまっても、マイナス分の証拠金を催促されず、取引所側が負担する仕組みです。
これにより損失は証拠金以上にはならないので、リスクを最小限に抑えることができます。
一方国内取引所ではこの仕組みがなく、証拠金以上の損失が出た場合は「追証」、つまり追加の入金を催促されます。
したがって、レバレッジ取引のような高リスクな取引を行う場合は、BINANCEのような海外仮想通貨取引所を利用するのが最も良い選択肢になります。
下落相場でも利益を出すことが可能
現物取引では上昇相場でしか利益を出すことができません。しかし、レバレッジ取引であれば下落相場でも利益を出すことが可能になります。
レバレッジ・FX取引では、買い・売りの両方での注文が可能なため、下落相場でも売り注文で利益が出せます。
下落相場では、保有している現物の価値が目減りしていくので、下落相場ではショートすることでその減少分を補填するヘッジとしての使い方もできるのです。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ・FX取引のやり方
ここからはBINANCEでのレバレッジ・FX取引のやり方を具体的に紹介していきます。
実際の画像を使ってわかりやすく説明していくので、今からでも取引をはじめたいという人はぜひ参考にしてみてください。
STEP1 公式サイトへアクセスする
まずはBINANCEの公式サイトへアクセスし、ログインしましょう。
アカウントを持っていない人はまずは「登録」よりアカウントの作成を済ませておいてください。
登録は運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類があればすぐにできます。
またアカウント作成後は2段階認証を済ませておくとセキュリティ的に安心です。
STEP2 先物取引のページへ移動する
BINANCEのトップページにある「デリバティブ」から、「USDⓢ-M 先物」か「COIN-M 先物」のどちらかを選択します。
選択すると「Binance Futures」のトレーディング画面に遷移します。
STEP3 クイズに回答する
初回の取引を開始するにはクイズに全問正解する必要があります。
クイズの内容はレバレッジ取引をする上で必要な知識になるので、なるべく覚えておいた方が良いですが、正解するまで何度でも回答できるので心配はいりません。
クイズに回答したら、「送信」ボタンをクリックすることで取引を開始できます。
STEP4 ウォレットへ入金する
レバレッジ取引をするには、専用のウォレットに資金を入金する必要があります。現物ウォレットの資金ではレバレッジ取引はできません。
「仮想通貨を購入」か「コンバート」、「振替」いずれかの方法であらかじめ専用ウォレットへの入金を行っておいてください。
STEP5 通貨ペアとレバレッジを選択する
テザー (USDT) 建かバイナンスUSD (BUSD) 建から取引する通貨ペアを選択します。先述したようにバイナンスUSD (BUSD) 建の方が取引手数料は安くなります。
赤枠をクリックすると「レバレッジを調整する」のポップアップが表示されるので、自分の好きなレバレッジに調整してください。
STEP6 価格と数量を入力して注文する
価格と数量を選択し、「購入/ロング」か「売り/ショート」のポジションを選択すれば注文できます。
注文価格で取引してくれる相手が現れれば取引成立で完了です。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジトークンとは
BINANCEはバイナンスレバレッジトークン (Binance Leveraged Token – BLT) という独自トークンを発行しています。
たとえば「BTCUP」や「BTCDOWN」というトークンで「UP」はロングポジション、「DOWN」はショートポジションのことを示します。
これを使うことでゼロカットなしで、信用取引を現物取引のように行えます。
通常の信用取引と異なり担保の設定やマージンの維持管理、清算を心配する必要がなく、レバレッジ取引につきもののリスクを最小限に抑える狙いがあります。
各仮想通貨に対しては永久先物価格に応じて1.25~4倍の間でレバレッジが変動する仕組みになっており、自分で倍率をコントロールすることはできません。
BINANCEのHPではバイナンスレバレッジトークン(Binance Leveraged Token – BLT) について以下のように説明しています。
バイナンスレバレッジトークンは原資産にレバレッジをかけたエクスポージャーを提供するデリバティブ商品の一種です。
他のトークンと同様に、バイナンスレバレッジトークン (Binance Leveraged Token – BLT) では、現物市場での取引が可能です。
レバレッジトークンの価格やレバレッジ倍率は、永久契約市場でのボラティリティによって変わっていきます。
バイナンスレバレッジトークン(Binance Leveraged Token – BLT) にはメリットが多いように思えますが、先物市場の値動きの影響やプレミアム、資金調達料など一定のリスクがあることは覚えておきましょう。
BINANCEのレバレッジ・FX取引の注意点
BINANCEのレバレッジ・FX取引は、現物取引と比べてリスクが非常に大きくなりやすいです。
そのため、実際に取引する場合は以下の5つの注意点をしっかり理解してから行ってください。
- 資金調達料で知らぬ間にお金がかかる
- 持てるポジション量に制限あり
- 先物取引の基軸通貨はテザー (USDT) ・バイナンスUSD (BUSD)
- レバレッジトークンは手数料が高い
- マージン取引は1時間ごとに金利が発生する
資金調達料で知らぬ間にお金がかかる
BINANCEの永久先物取引では、資金調達料という手数料がかかります。資金調達料は他方ではスワップポイントとも呼ばれます。
資金調達料は日本時間で1時、9時、17時に発生するため、この時間になる前にポジションを決済することで手数料を回避可能です。
なお資金調達料をうまく活用すると、逆に手数料を受け取ることもできます。
持てるポジション量に制限あり
レバレッジ倍率は高く設定するほど、保有できるポジション数が減少するようになっています。
下記の画像にあるように、例えばレバレッジ倍率を46倍に設定すると、保有できる最大ポジション数は1,000,000USDTとなります。
自分がかけたいレバレッジ倍率では最大どのくらいのポジションが保有できるのかを確認するようにしましょう。
先物取引の基軸通貨はテザー (USDT) ・バイナンスUSD (BUSD)
BINANCEの先物取引を利用するには現物でテザー (USDT) かバイナンスUSD (BUSD) を調達しておく必要があります。
先物取引の前にテザー (USDT) を購入しておくと、スムーズにレバレッジ取引に移れるでしょう。
ただし、BINANCEのCOIN-M先物 (四半期先物取引) では、使用する通貨によって基軸になる通貨が異なります。
レバレッジトークンは手数料が高い
レバレッジトークンの取引は1日に0.01%の手数料が発生する上、資金調達料による手数料もかかってきます。
したがって、長期間買い持ちしすぎていると手数料だけで利益が目減りしていく恐れがあります。
マージン取引は1時間ごとに金利が発生する
マージン取引では「1日ごと」ではなく「1時間ごと」に金利が発生します。
たとえば金利が0.02%の場合、1時間あたり約0.008% (=0.02%/24) かかることになります。
また、1時間未満の場合は1時間としてカウントされる点にも注意が必要です。
BINANCEのレバレッジ・FX取引の口コミ・評判
仮想通貨、先物はバイナンスで現物の1/3以下、かつそのサイズを超えないロットでやってる。
エントリーポイントによってはもう少しロットを積んでもいいんかな。
そこチューニングしていきたい。— 歯車 (@gy1xWvRSE1VCDho) January 28, 2022
レバレッジ取引はリスクが高いので、資産の何%までと決めて行うのが良さそうですね。
この方のように自分のルールを設けておくことで、万が一損失を被っても精神的に受け入れることができるでしょう。
先物をBinanceでやってたけど、手数料高い
Bybitにしよ— nicox (@invest_25geek) December 25, 2021
この方はBINANCEのレバレッジ取引の手数料は、比較的高いと感じています。
そのため同じようにレバレッジ取引ができる、Bybitへの乗り換えを検討しているようです。
Binanceマージンの支払い金利1.5%/日きてる
エグぅ!!$OMG $BOBA pic.twitter.com/CozGIdcnS6— zako.icp∞ (@nigirudake) November 11, 2021
マージン取引では取引所が突然金利を引き上げることがあるようです。
マージン取引はある意味借金をしているのと同じなので、このような金利の変更があると思うとうかつに手は出せないですね。
BINANCE (バイナンス) のレバレッジ・FX取引のまとめ
- BINANCEのレバレッジ取引はマージン取引と先物取引の2種類
- バイナンスコイン (BNB) を活用することで手数料が割引される
- ゼロカットシステムにより万が一の場合でも借金を負わない
本記事では、BINANCEのレバレッジ取引について詳しく解説しました。
BINANCEではレバレッジ取引に適している条件がいくつか存在しています。
ただその一方で、レバレッジ取引には少なからずリスクが存在します。
ご自身の資産運用に合わせたレバレッジ倍率で取引していくようにしましょう。