BINANCE (バイナンス) のストップリミット注文のメリットと使い方を画像付きで解説

この記事のポイント
  • ストップリミット注文とはストップ価格とリミット価格を同時に注文する方法
  • 先物取引は特にストップリミット注文が適している
  • 相場のボラティリティーや流動性、チャートのテクニカル分析と併用するとより効果的に取引が行える

BINANCE  (バイナンス) でストップリミット注文をしてみたいけど、そもそもストップリミット注文とは何なのか、また実際に注文するにはどうすれば良いのか、と考えている方も少なくないでしょう。

ストップリミット注文について知り、やり方をマスターすればより充実した取引を行えるようになります。

本記事では、BINANCE (バイナンス) のストップリミット注文のメリットや注意すべきポイント、実際の注文方法までわかりやすく解説していきますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

BINANCEが日本からの新規ユーザー受付を停止

2022年11月30日に、BINANCEは日本市場への参入を発表しました。

それに伴い、現時点でBINANCEは日本からの新規受付を停止しています。

登録フォームを開いても以下のように警告メッセージが表示されてしまい、手続きを進めることができません。

バイナンス 日本 禁止

代わりはBybit (バイビット) がおすすめ!

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Bybitの評判や特徴、メリット・デメリットについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

Bybit (バイビット) の評判・口コミから分かったメリット・デメリットを一挙紹介!

また、BINANCEが日本人ユーザーの新規登録を停止した詳しい経緯や、BINANCEの代わりにBybitをおすすめする理由については、下記の記事で紹介しています。

BINANCE (バイナンス) は日本人の利用は禁止? 代わりにおすすめの海外仮想通貨取引所も紹介

 

BINANCE (バイナンス) のストップリミット注文とは?

ストップリミット注文はストップ価格とリミット価格の両方を同時に注文する方法です。

ストップ価格とはストップリミット注文を発注する基準価格のことで、リミット価格はストップリミット注文を決済する価格のことを言います。

相場の価格がストップ価格に届くとストップリミット注文が発注され、同時にリミット価格の指値注文が行われる仕組みです。

ストップ価格とリミット価格は同じ価格に設定することもできますが、注文してすぐに決済になってしまう場合があるので、間隔を空けましょう。

ストップリミット注文の重要な役割として、損切りがあります。

買い注文の場合は、ストップ価格より下の価格でリミット価格を設定してください。

この注文であれば価格が予想に反して下がってしまってもリミット価格で決済され、損失を限定することができます。

リミット価格をストップ価格の下に入れておくことで、相場の急落に巻き込まれ損失を拡大させてしまうリスクを抑えることが可能です。

損切りに加えてこの他にもストップリミット注文にはさまざまな使い方がありますので、次の見出しで紹介します。

 

BINANCE (バイナンス) ストップリミット注文のメリットや使い時

ここからはストップリミット注文のメリット・使い時について説明します。

本記事では以下の2つについて説明しますので参考にしてください。

  • 損切りのための売りのストップリミット注文
  • 上昇トレンドに乗るための買いのストップリミット注文

損切りのための売りのストップリミット注文

損切りのために売りのストップリミット注文を行うことは重要と言えます。

ストップリミット注文の注文方法は、現在の価格より高値で買う、あるいは安値で売るというです。

ストップリミット注文の使い方は色々なものがありますが、その中でも損切りを行うという大きな役割があります。

損切りを行うことで損失を限定することができるため、レバレッジ取引やスポット取引などリスク管理が必要な取引ではより重要です。

例えば、1ETH = 50万円の時に1ETHを購入し、現在は55万円まで価格が上がっているとします。この後、さらに価格が上がればよいですが、価格が下がって50万円台を割ってしまった場合、損をしてしまいます。

そこでストップ価格を51万円、リミット価格を50万円に設定してストップリミット注文を行います。このストップリミット注文により、イーサリアム (ETH) の価格が55万円から51万円に下がると、50万円で売る指値注文が市場に出されます。

取引を行う上で損失の拡大を防ぐことは重要ですので、ストップリミット注文を利用して損切りを自動的に行えるようにしましょう。

上昇トレンドに乗るための買いのストップリミット注文

ストップリミット注文は、上昇トレンドに乗るために買い注文を入れたい時にも使えます。

レンジ相場を抜けて上昇トレンドに転じた時に買い注文を入れる場合は、現在の価格より高い価格で買いのストップリミット注文を入れてください。このようにストップリミット注文を入れておけば、予想通りに価格が上昇し、設定した価格に届くと買いの注文が自動的に入ります。

例えば、1ETH=45万円のときにイーサリアム (ETH) のチャートをテクニカル分析した結果、1ETHが50万円を超えた場合に上昇トレンドが始まると推測できたとします。そこで、ストップ価格を50万円、リミット価格を51万円に設定してストップリミット注文を行います。これで、イーサリアムの価格が50万円に達した場合、51万円で購入する指値注文が市場に出されます。

またこの場合は、リミット価格をストップ価格より上に設定し、利益を確定する価格も設定しておくと便利です。

こうすることで、相場を見ていなくても買い注文から利益確定の決済まで自動で行うことができます。

注意点として、ストップ価格とリミット価格の間隔が狭すぎると相場が急騰し一気にリミット価格を超えるまで上昇した場合、ストップリミット注文が完全に約定しない場合がありますので気をつけましょう。

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BINANCE (バイナンス) では、逆指値注文 (ストップリミット注文) と指値注文を同時に出すOCO取引も可能です。

OCO取引とは指値注文と逆指値注文を同時に発注しどちらかの注文が成立した場合、片方の注文が自動的に取り消される仕組みです。

OCO取引では利益の確定と損切りを一緒に行えるため、機械的な取引を行うことができます。

一度注文を出してしまえばチャートの確認をする必要がないため、相場の状況に一喜一憂せずに決済を待つことが可能です。

 

BINANCE (バイナンス) ストップリミット注文の注意点

ここではBINANCE(バイナンス)のストップリミット注文に関する注意点を説明します。

  • 取引が約定しない可能性がある
  • ストップ価格とリミット価格に差をつける必要がある

取引が約定しない可能性がある

ストップリミット注文には取引が約定しない可能性がありますので注意しましょう。

ストップリミット注文で指定した指値価格よりも不利な価格で約定することはありませんが、そもそも約定されない場合があります。

例えば、市場が乱高下し買値と売値に大きな価格差が生まれた場合などは、取引の約定ができない可能性があります。

メリットの多いストップリミット注文ですが、相場の乱高下に巻き込まれてしまうとリスクがありますので気を付けましょう。

ストップ価格とリミット価格に差をつける必要がある

ストップリミット注文を行う際はストップ価格とリミット価格に差をつけましょう

ストップ価格とリミット価格の間隔が狭すぎると価格が少し変動するだけで決済されてしまいます。そのため、取引スタイルに合わせた間隔の調整が必要です。

特に価格が行ったり来たりするレンジ相場ではより注意しましょう。

 

BINANCE (バイナンス) でストップリミット注文するときに押さえるべきポイント

BINANCE(バイナンス)でストップリミット注文をするときに押さえるべきポイントとして、以下の2つを紹介します。

  • 取引する仮想通貨のボラティリティや流動性を調べる
  • テクニカル分析を併用する

取引する仮想通貨のボラティリティや流動性を調べる

前述の注意点でも説明したように、ストップリミットの注文時にはストップ価格とリミット価格には間隔を開ける必要があります。

この間隔を調整するには、取引する仮想通貨のボラティリティや流動性を調べることが必要です。

ボラティリティが高い場合は、相場が急変し価格が一方向に大きく動きます。流動性が高い場合、相場が安定しており、価格の上下も穏やかな動きです。

このためボラティリティや流動性から、ストップ価格とリミット価格の間隔を調整することができます。

ストップリミット注文を行う際は、取り扱う通貨のボラティリティや流動性を確認しましょう。

テクニカル分析を併用する

テクニカル分析を併用してストップリミット注文を行うことも有効な方法です。

テクニカル分析を用いれば、今後どのように相場が動くかを予想し、ストップ価格とリミット価格を入れることができます。

例えばストップ価格をレンジ相場の上限付近に買いのストップリミット注文を入れておけば、レンジ相場を抜けたタイミングで買い注文を入れることが可能です。

この方法であればチャートを見ていなくても自動的にブレイクアウトを狙った取引ができます。

またチャート分析で損切り価格が分かれば、より適切に損切りのストップリミット注文を入れることも可能です。

 

BINANCE (バイナンス) でストップリミット注文する方法

BINANCE(バイナンス)でストップリミット注文を入れる方法は以下の2つです。

  • 現物取引でストップリミット注文する方法
  • 先物取引でストップリミット注文する方法

それぞれパソコンとスマートフォンからの注文方法をチャプター画像を使って説明しますので参考にしてください。

現物取引でストップリミット注文する方法

現物取引でストップリミット注文を行う方法をパソコンとスマートフォンに分けて説明しますので確認してください。

パソコンでストップリミット注文する方法

パソコンでBINANCEにログインし、取引画面を開きます。

バイナンス ストップリミット

画面に表示されている「ストップリミット」を選択してください。

買い注文の場合は「購入」、売り注文の場合は「売却」側を入力します。それぞれストップ価格と指値価格を入力したら、購入金額を入力しましょう。

入力内容に間違いがないかを確認し、買い注文は「購入」、売り注文は「売却」をクリックすればストップリミット注文は完了です。

BINANCE (バイナンス) スマホアプリでストップリミット注文する方法

スマートフォンでBINANCEにログインし、取引画面を開きます。

バイナンス ストップリミット

まずは、仮想通貨を買うか売るかを選択してください。買い注文は「買い」、売り注文は「売却」をタップします。

注文方法の選択で「ストップリミット」を選択し、ストップリミット注文の画面に切り替えます。

ストップ価格と指値価格の入力を行い、注文する仮想通貨の数量を入力します。

入力した内容に間違いがないかを確認し、大丈夫であれば「購入」(売り注文であれば「売却」)をタップし、ストップリミット注文を完了させてください。

先物取引でストップリミット注文する方法

先物取引でストップリミット注文を行う方法ですが、基本的に操作は現物取引と同じです。

ただし先物取引を行うためには別の操作が必要ですので、その方法も含めて説明します。

パソコンでストップリミット注文する方法

パソコンでBINANCEにログインして「デリバティブ」をクリックします。USD−M先物」「COIN−M先物」のどちらかを選択してください。

バイナンス ストップリミット 先物

「BINANCE FUTURES」と表示が変わっていれば、先物の画面に切り替わっています。

バイナンス ストップリミット 先物

初回取引の前に画面に「先物クイズ」が表示されます。クイズに回答し送信をクリックしてください。

バイナンス ストップリミット 先物

BINANCE(バイナンス)で先物取引を行うには現物取引で使用するウォレットとは別に、先物取引用のウォレットに入金をしなければいけません

資金を移動させるか通貨を購入して対応してください。

ここから先は、レバレッジを選択できること以外は現物取引と同じです。

BINANCE (バイナンス) スマホアプリでストップリミット注文する方法

スマートフォンでBINANCEにログインし、メニュー「先物」をタップします。

バイナンス ストップリミット

画面が切り替わり先物取引のページが表示されます。

ここで取引を行いますが、レバレッジを選択する以外は現物取引と同じ操作です。

ここからは先物専用のウォレットの確認方法を説明します。画面下の「ウォレット」をタップしてください。

画面が切り替わりましたら「USDⓈ-M先物」か「COIN-M先物」か自分が行う取引方法を選択し、借入などを行いましょう。

バイナンス ストップリミット

これで先物取引を行う準備ができました。

BINANCE(バイナンス)の先物取引は最大20倍のレバレッジを効かせて取引を行うことができます。

ストップリミット注文で損切り設定を行い、資金管理を徹底しましょう。

 

BINANCE (バイナンス) のストップリミット注文まとめ

この記事のまとめ
  • ストップリミット注文とはストップ価格とリミット価格を同時に入れる注文方法
  • ストップリミット注文で自動的に損切りが行える
  • チャートを見ていなくてもストップリミット注文を適切に行えば自動的に決済ができる
  • デメリットとして価格の乱高下時に約定しない可能性がある
  • 相場のボラティリティーや流動性、チャートのテクニカル分析と組み合わせるとさらに効果的に使える

ストップリミット注文は様々な使い方があり便利な注文方法です。

中でも損切りを自動的にできることは現物取引はもちろん、レバレッジを効かせる先物取引では特に重要と言えます。ストップリミット注文を使いこなし、より良い取引を行なってください。