FBS (エフビーエス) の最大レバレッジは3,000倍! レバレッジの規制や変更方法について詳しく解説

この記事のポイント
  • FBSの最大レバレッジは3,000倍
  • FBSの口座残高や口座タイプによって倍率が大きく変わる
  • FBSの入金ボーナスの使用にはいくつかの条件がある

必要証拠金を安く抑え、トレードを始めるハードルを下げ大きな利益を得られる可能性を秘める「レバレッジ」。

海外FX業者の中でも頭一つ抜けて高い倍率を誇る、FBSのレバレッジの詳細について解説します。

各口座タイプや残高の状況、銘柄などによって何種類ものレバレッジルールが敷かれているため、ぜひこの記事を読んで把握していただければと思います。

目次

FBS (エフビーエス) の最大レバレッジ倍率は?

マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロスプレッド口座

FBSにおいて最大のレバレッジ倍率の3,000倍を利用できるのは「マイクロ口座」「スタンダード口座」「ゼロスプレッド口座」の3種に限定されます。

各口座の特徴は以下の通り。

3,000倍のレバレッジを利用できる口座と特徴
口座名 特徴
マイクロ口座 初回入金額が少なく少額トレード向け
スタンダード口座 スプレッドが狭くデイトレーダーにおすすめ
ゼロスプレッド口座 スプレッドが0pipsだが手数料が若干高い

自分の取引のスタイルによってベストの運用口座は変わってきますが、最も無難なのは最低入金額が低く、スプレッドの範囲に長けたスタンダード口座でしょう。

セント口座

取引通貨量が10通貨と低いですが、最低入金額が1ドルです。

初めてのリアルトレードなどにおすすめです。

ECN口座

スプレッドが変動制の0.1pips~とかなり範囲が狭いため、スキャルピングに適している口座タイプです。

入金ボーナス利用時

FBSの入金ボーナスを使用する場合、レバレッジの倍率が最大500倍までに制限されます。

FBSの会員ページにも「ボーナス口座の最大レバレッジは最高で500倍」と明記されており、最大レバレッジ3,000倍と入金ボーナスは併用できません。

ハイリスクのトレードを行う場合、入金ボーナスとレバレッジ3,000倍のどちらに特化させるか選ぶ必要があります。

入金額によるレバレッジ制限

口座の残高によって5段階かけられる最大レバレッジは変化する点に注意が必要です。

FBSのルールとして最大レバレッジをかけて取引ができるか否かは口座の残高によって左右されます。

例えば5,000ドルを超えた場合は、他の業者と同程度のレバレッジ500倍まで下がります。

入金額による最大レバレッジは次の通りです。

入金ごとのレバレッジ
入金額 最大レバレッジ
200ドル未満 3,000倍
2,000ドル未満 レバレッジ最大2,000倍
5,000ドル未満 レバレッジ最大1,000倍
3万ドル未満 レバレッジ最大500倍
15万ドル未満 レバレッジ最大200倍

レバレッジ3,000倍は危険?

FBSのレバレッジ3,000倍は他の海外FX業者よりも突出して高いレバレッジを誇ります。

しかし「レバレッジ=リスク」のイメージの浸透から、気軽に手を出しづらい印象があるのも事実です。

しかし後述する「ゼロカット」などのサービスによりマイナスを抱えないため、最近ではかなりハイレバレッジ取引も身近になりました。

「証拠金を安く抑えられる」というかなり大きいメリットを考えると、選択肢の一つとしては全然問題ないと思われます。

勿論それでもリスクであることは変わらないため、自分の元金としっかりと相談した上で投資するよう心がけましょう。

FBS (エフビーエス) ではいくらから取引できる?

FBSの最小取引単位は0.01ロットで、FBSでは1ロットあたり10万通貨なため、0.01ロットは1,000通貨にあたります。

1通貨 (1ドル) あたり104円と仮定すると、104,000円から取引が可能なわけです。

しかしこの単位数はメジャーなマイクロ口座・スタンダード口座・ゼロスプレッド口座に限ったものです。ECN口座は0.1ロットが最小である点に注意してください。

FBS (エフビーエス) でレバレッジ取引をする際の必要証拠金について

レバレッジ5倍の場合

もし5,000万円の運用を予定している場合、当然レバレッジをかけずそのまま必要証拠金をそろえるのは至難の業です。

実際にレバレッジをかけた場合の証拠金の簡単な目安を立てていきましょう。

試しに運用金をそのまま5,000万円と仮定して、レバレッジを5倍とした場合、

5,000万円 ÷ 5 = 1,000万円

必要証拠金は1,000万円となります。

レバレッジ25倍の場合

5倍のレバレッジをかけ1,000万円にしてもやはりまだ現実的ではありません。

続いて25倍で計算していきましょう。

先ほどと同じように、運用予定額 ÷ レバレッジ倍率で必要証拠金を割り出します。

5,000万円 ÷ 25 = 200万円

レバレッジ5倍と比べるとかなり抑えられています。

レバレッジ1500倍の場合

15万円前後の資金で運用を考えている方にはそれでもまだまだ遠いため、思い切って1500倍ではいくらぐらいになるでしょうか。

5,000万円 ÷ 1500 = 約33,000円

かなり現実的な金額になってきました。

少額でサイズの大きいトレードを考えている場合、このあたりのレバレッジを想定するといいかもしれません。

レバレッジ3000倍の場合

参考までにFBSの最大の魅力であるレバレッジ3,000倍も計算しておきましょう。

5,000万円 ÷ 3000 = 約16,666円

5倍の金額と比較すると圧倒的な違いがあります。

ここまで必要証拠金が抑えられると、生活を圧迫することなく無理なくトレードが始められます。

レバレッジ取引での目安となる枚数

FBSでハイレバレッジ取引をする際の、目安となる取引枚数について調べました。なお入金額は、FBSのレバレッジ制限が変更になる金額としています。

  • レバレッジ3,000倍・・・2万円 (およそ200ドル)
  • レバレッジ2,000倍・・・20万円 (およそ2,000ドル)
  • レバレッジ1,000倍・・・50万円 (およそ5,000ドル)

ハイレバレッジで取引する際の目安となる取引枚数は次の通りです。

ハイレバレッジの目安となる取引通貨数
レバレッジ 口座残高 ドル円 (110円) ユーロ円 (120円) ポンド円 (130円)
3,000倍 2万円 約5.4ロット (54万通貨) 約5ロット (50万通貨) 約4.6ロット (46万通貨)
2,000倍 20万円 約36ロット (360万通貨) 約33ロット (330万通貨) 約30ロット (300万通貨)
1,000倍 50万円 約45ロット (450万通貨) 約41ロット (410万通貨) 約38ロット (380万通貨)

こうして見ると、少ない金額で大きな取引ができるレバレッジの効果がよくわかります。

ただし上の数字は単純に取引可能な枚数を示しただけであり、実際には相場変動によるロスカットの可能性もあります。

実際に取引するときは、しっかりと証拠金維持率を計算して、ロスカットにならないよう気を付けましょう。

FBS (エフビーエス) でレバレッジ取引をする際のロスカット・ゼロカットシステムについて

ロスカット基準

以下がFBSの各口座タイプのマージンコールレベル・ロスカットの適用水準です。

口座別のマージンコール・ロスカットレベル
口座名 マージンコールレベル ロスカットレベル
マイクロ口座 40% 20%
スタンダード口座 40% 20%
ゼロスプレッド口座 40% 20%
セント口座 40% 20%
ECN口座 40% 20%

海外FX業者において、口座によって水準がバラバラなことが多いマージンコール・ロスカットレベルですが、FBSは全て統一で40%・20%です。

ゼロカットシステム

ゼロカットとは入金額を超えるマイナスが発生した場合のその超えた金額分を業者側が補填する緊急時の措置です。

FBSはゼロカットにも対応しており、全ての口座タイプにしっかりと追証なしのゼロカットが導入されています。

相場の急な傾きなどにより、入金額以上のマイナスから借金を抱えるといったケースもなく安心できます。

法人口座のレバレッジに関して

制限がなく個人口座と同じように取引ができる

様々なメリットを持つ法人口座ですが、これといった特定の縛りもなく個人口座と同じように取引を行えます。

法人口座特有の「低めの最大レバレッジ上限」や「難解なボーナス条件」といった利用制限のようなものがないため、開設後もスムーズにスタートできます。

FBS (エフビーエス) のレバレッジの確認・変更方法

レバレッジの確認方法

レバレッジの確認方法を解説します。

口座のレバレッジはFBSの「マイページ」から確認できます。

マイページに進み、口座番号が表示されている箇所をクリックすることで、自分のレバレッジを確認できます。

名称が「リバレッジ」となっていますが、レバレッジと全く同じ意味のため気にしなくて問題ありません。

レバレッジの変更方法

レバレッジの変更手順は先ほどのレバレッジの確認方法に非常に似ています。

  1. FBSの「マイページ」へ進みます。
  2. 取引口座下部の口座番号をクリックしてレバレッジ画面へ進みます。
  3. レバレッジが表示されている箇所の右側「リバレッジを変更」をクリック
  4. 希望のレバレッジを選択して変更完了。

FBSのレバレッジ変更は、1日に1回までと回数が決まっているので注意してください。

追加口座でレバレッジを変更する方法

FBSでは1日に1回までなら、すでに開設済みの口座でもレバレッジの変更を行えます。しかし利用している口座のレバレッジはそのままにして、別の口座で新しいレバレッジ取引をしたい場合もあるでしょう。

そんなときは追加で口座を開設することによってレバレッジを変更して取引することが可能です。

具体的には次のような手順で行います。

  1. まずFBSのサイトから「ログイン」をクリックして、マイページにログインします。
  2. マイページにログインしたら、ダッシュボードの中の口座右側にある「」をクリックします。
  3. すると開設できる口座種別の一覧が表示されます。ここで自分に合った口座を選択します。
  4. 口座種別を選択すると、口座内容の選択画面が表示されます。設定項目には「MetaTraderのバージョン」「口座通貨」「レバレッジ」があるので、それぞれ設定しましょう。

ここで50~3,000倍までの中から好みのレバレッジを選び、「口座開設」をクリックします。

これでレバレッジを変更した口座が開設されました。あとは新しく開設した口座に入金をするか資金を移動させれば、変更したレバレッジで取引が行えます。

FBS (エフビーエス) のレバレッジを他のFX会社と比較

FBSの最大レバレッジを他の大手海外FX業者と比較していきましょう。

以下の一覧をご覧ください。

FBSの口座別最大レバレッジ
口座名 最大レバレッジ
マイクロ口座 3,000倍
スタンダード口座 3,000倍
ゼロスプレッド口座 3,000倍
セント口座 1,000倍
ECN口座 500倍
XMTradingの口座別最大レバレッジ
口座名 最大レバレッジ
マイクロ口座 888倍
スタンダード口座 888倍
ゼロ口座 500倍
Land-FXの口座別最大レバレッジ
口座名 最大レバレッジ
Live口座 500倍
LPボーナス口座 500倍
ECN口座 200倍

こうして比べてみると、最大スプレッド3,000倍がかなり突出していることがわかります。

FBS (エフビーエス) でレバレッジ取引をするときの注意点

証拠金残高によってレバレッジ制限がかかる

FBSは証拠金の残高によってかけられる最大レバレッジは変化します。

下記の表をご覧ください。

残高別の最大レバレッジ一覧
口座残高 最大レバレッジ
200ドル以下 3,000倍
200ドル〜2,000ドル 2,000倍
2,000ドル〜5,000ドル 1,000倍
5,000ドル〜3万ドル 500倍
3万ドル〜15万ドル 200倍

基本的に残高が高いほど制限がかかるようになっています。

CFD商品は最大レバレッジが低い

FBSのCFDの銘柄にかけられるレバレッジは、最大倍率がFX通貨ペアより低く設定されています。

残高別の最大レバレッジ一覧
FBS銘柄 最大レバレッジ
ゴールド(XAU) 333倍
シルバー(XAG) 333倍
ダウ(YM) 100倍
ナスダック(NASDAQ) 100倍
ブレンド原油(WTI) 100倍
ドイツ株価指数(DAX30) 100倍
プラチナ(PLATINUM) 100倍
パラジウム(PALLADIUM) 100倍
その他株価指数 10倍

3,000倍のレバレッジがかけられる口座タイプを選んでいた場合でも、CFD銘柄は上記基準のレバレッジが適用されるようになっています。

入金ボーナスの利用でレバレッジ制限がかかる

FBSではトレードに際して入金ボーナスを使用する場合、レバレッジが500倍へと制限されて3,000倍がその間使えない点に注意が必要です。

これは入金ボーナスを適用できる全ての口座タイプが制限の対象なため、くれぐれも忘れないようにしましょう。

ポジションを保持している間はレバレッジの変更ができない

レバレッジを変更する場合、保有しているポジションを全て決済する必要があります。

レバレッジ3000倍には条件がある

倍率3,000倍に関するレバレッジルールは、大きく分けて3つです。

  • マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロスプレッドの3種の口座タイプに限る
  • 口座の残高が200ドル以下でなければならない
  • 入金ボーナスを使用する取引には適用できない

大統領選などの大規模なイベント時にはレバレッジ規制が事前にかかる可能性も

FBSでレバレッジ制限が事前にかかるケースとして挙げられるのが、大統領選挙などの大規模なイベントです。

国と関わりがあるようなイベントや、経済の方向性を大きく変える可能性があるようなイベントでは、相場がはげしく動く可能性があります。

すると相場変動の中で想定外の損失が発生してしまうトレーダーも多いため、損失を最小限に食い止めるために、事前にレバレッジ規制がかけられることもあります。

ただ他の海外FX業者でも大きなイベントの際はレバレッジ制限がかけられることが多く、FBSに限った話ではありません。実際に2020年11月の米国大統領選挙では、いくつかのFX業者がレバレッジ制限をかける等の対応をしています。

事前に通知もされるため、取引中の人は最新情報を注意して見ておくといいでしょう。

EAでの自動売買取引ではレバレッジ規制がかかる可能性も

FBSではMT4でEAと呼ばれるプログラムを稼働することで、自動売買を運用することも可能です。

FX業者によっては、利用するEAによってレバレッジ制限をかけるところもあります。ただFBSについては、利用するEAによるレバレッジ制限について公表しておらず、またEAでレバレッジ制限がかかったという口コミもみかけません。

しかし口座内の残高やボーナスでのレバレッジ制限については、通常の取引と同じように適用されます。

特に自動売買で運用していると、口座残高が増えていることになかなか気付けません。すると知らない内に最大レバレッジが下がっていることも考えられます。

ぜひこまめに口座の状況を確認して、レバレッジ制限がかからないように注意しましょう。

FBS (エフビーエス) のレバレッジ取引に関するよくある質問

レバレッジを間違えて変更してしまいましたが、もとに戻せません

「レバレッジの変更可能回数は1日につき1回まで」と決まっているので、無理なトレードは避け、翌日まで待ちましょう。

レバレッジと相性の良い取引手法を教えてください

相性の良い方法はFBSのハイレバレッジをいかした「スキャルピング」です。

特に入金額が2万円以内であれば、3,000倍というハイレバレッジを活用できます。まず1万円を入金して、倍の2万円を目指して取引してみるといいでしょう。

FBSでは追証が一切発生しないので、損失が発生したとしても1万円までに限定することが可能です。

入金額が50万円未満なら1,000倍までのハイレバレッジを使えますが、50万円以上だとレバレッジは500倍となります。

約定スピードやスプレッドについて見るとそこまでスキャルピング向きともいえないため、500倍以下のレバレッジで取引するのであれば他のFX業者を検討してもいいでしょう。

FBS (エフビーエス) のハイレバレッジはどんな人におすすめですか?

FBSの魅力はなんといっても最大3,000倍にもなるハイレバレッジが使える点です。ただし口座残高によるレバレッジ制限がかかるため、少額で取引するトレーダーにおすすめのFX業者だといえます。

逆に多くの資金を使って取引する人は、HOTFOREXやGEMFOREXを利用した方がレバレッジを使った取引を安定して行えるでしょう。

FBS (エフビーエス) のレバレッジ取引に関するまとめ

他のFX業者と比べて、群を抜いて高いFBSの3,000倍という倍率は非常に魅力的です。

レバレッジルールにある程度の縛りはありますが、使いこなせれば大きな利益を生む可能性があるので、ぜひレバレッジを活用していただければと思います。