- GEMFOREXのロースプレッド口座は、国内FX並みの狭いスプレッドが特徴の口座タイプ
- 最大1,000倍のレバレッジかつ取引手数料無料でスキャルピングに最適
- 初回入金額が30万円などの注意点もある
GEMFOREXのロースプレッド口座は旧ノースプレッド口座がリニューアルし、2022年8月に誕生しました。
ロースプレッド口座は「狭いスプレッド」「高いレバレッジ」「取引手数料無料」が魅力の口座タイプです。しかし一方で「初期費用が高い」「ボーナスの対象外」「自動売買ができない」などの制約があるのも事実です。
そこで当記事では、GEMFOREXのロースプレッド口座のメリット・デメリットをさまざまな視点からレビューしました。
また、他の海外FX業者の低スプレッドをウリにしたゼロスプレッド口座とも比較していますので、口座開設に迷っている方はぜひ当記事をご覧ください。
ロースプレッド口座の活用方法も理解でき、自分の取引方法にあったFX口座なのか判断することができるでしょう。
目次
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座とは
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の特徴やメリット
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座のデメリット
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座を他社のゼロスプレッド口座と比較
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の注意点
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の口座開設方法
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座におすすめの取引方法
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座に関するよくあるFAQ
- GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座のまとめ
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座とは
ロースプレッド口座は、オールインワン口座と比較して低スプレッドが特徴のGEMFOREXの口座タイプです。
まずは、GEMFOREXのスタンダード口座であるオールインワン口座との違いを確認します。
2022年8月に旧ノースプレッド口座からリニューアルされた
以前までは同じコンセプトのノースプレッド口座がありましたが、2022年4月で新規受付を終了。
2022年8月にロースプレッド口座と名称を新たにし、生まれ変わりました。
オールインワン口座との比較
では、リニューアルされたロースプレッド口座とスタンダードな口座であるオールインワン口座を比較してみましょう。
GEMFOREXの口座タイプの比較 | ||
口座タイプ | オールインワン口座 | ロースプレッド口座 |
基本通貨 | ドル (USD) 日本円 (JPY) |
ドル (USD) 日本円 (JPY) |
最小ロット数 | 0.01ロット | 0.01ロット |
初回入金額 | 100円 | 30万円 |
レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
主要通貨のスプレッド | 1.1pips~ | 0.3pips~ |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
取扱銘柄数 (通貨ペア) | 55種類 | 55種類 |
取扱銘柄数 (CFD) | 15種類 | 3種類 |
スキャルピング | 可能 | 可能 |
両建て | 可能 | 可能 |
自動売買 | EA・ミラートレード可 | 不可 |
ボーナス | あり | なし |
ロースプレッド口座はその名前のとおり、低スプレッドなことが大きなメリットです。
しかし「初回入金額が高額」「ボーナスなし」など海外FX初心者には少しハードルが高い設定になっています。
メリットとデメリットを考慮し、自分にあった使い方ができるかがロースプレッド口座を使いこなすポイントになります。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の特徴やメリット
GEMFOREXのロースプレッド口座のメリットは以下の5点です。
- 最大レバレッジが1,000倍
- スプレッドが狭い
- 取引手数料が無料
- スキャルピングが可能
- 両建てでスワップポイントを稼ぐことが可能
各メリットについて解説していきます。
最大レバレッジが1,000倍
まず最初に挙げられるのはレバレッジの高さです。
ロースプレッド口座のレバレッジはオールイワン口座と同じ最大1,000倍。
たとえばこのような取引も可能になります。
- 証拠金1,000円で10万円分のポジションを保有する
- 証拠金10万円で1億円分のポジションを保有する
ハイレバレッジを利用できるので、自己資金が少なく運用資金を増やしたいとお思いの方にはとても魅力的です。
スプレッドが狭い
ロースプレッド口座の大きな特徴は、スプレッドの狭さです。
GEMFOREXの口座タイプの比較 | ||
通貨ペア | オールインワン口座 | ロースプレッド口座 |
ドル円 (USDJPY) | 1.5pips | 0.3pips |
ユーロ円 (EURJPY) | 2.2pips | 0.7pips |
ポンド円 (GBPJPY) | 2.5pips | 0.8pips |
豪ドル円 (AUDJPY) | 2.9pips | 0.9pips |
ユーロドル (EURUSD) | 1.4pips | 0.3pips |
ポンドドル (GBPUSD) | 2.2pips | 0.8pips |
ユーロ豪ドル (EURAUD) | 3.3pips | 1.1pips |
オールインワン口座と比較していただくとわかりますが、国内FX並みの低スプレッドです。
特にドル円やユーロドルの主要通貨ペアが最小で0.0pips、平均で0.3pipsと非常に狭いスプレッドになっているのは魅力的です。
取引手数料が無料
さらにロースプレッド口座は取引手数料が無料。
取引する際のコストはスプレッドだけになります。
ですので、低スプレッドのロースプレッド口座を利用すると、取引コストを低く抑えることが可能です。
スキャルピングが可能
ロースプレッド口座はスキャルピングが可能です。
スキャルピングとは数分間の間に何度も売買することで、小さな利益を積み上げていくトレード手法。取引量が多く、FX会社のサーバーに大きな負荷をかけるため、スキャルピングを禁止しているFX業者は多いです。
しかしロースプレッド口座ではスキャルピングを禁止していません。
狭いスプレッドと取引手数無料のロースプレッド口座の特性は、取引回数が多くなるスキャルピングと相性が抜群によく、取引コストを抑えることができます。
両建てでスワップポイントを稼ぐことが可能
ロースプレッド口座では両建て取引が可能です。さらに両ポジションのスワップポイントを獲得することもできます。
理由はGEMFOREXのドル円のスワップポイントが、両ポジションともプラスだからです。
ロングとショートのスワップポイントがプラスなので、両建てすることで2つの利益を狙うことができます。
ただし、この手法でしっかり利益を出すためには大きなポジションが必要になり、比例するようにスプレッドも増大します。
ロースプレッド口座はドル円の平均スプレッドが0.3と狭く、取引手数料も無料です。
取引コストをかなり抑えながら、スワップポイントを獲得することができます。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座のデメリット
ここまでGEMFOREXのロースプレッド口座のメリットを紹介してきましたが、当然ながらデメリットもあります。
- 初回入金額が30万円と高い
- すべてのボーナスの対象外
- EAやミラートレードは利用できない
オールインワン口座との比較も含め、各デメリットについて解説していきます。
初回入金額が30万円と高い
ロースプレッド口座は最初に30万以上の入金がないと利用できません。
オールインワン口座の初回入金額は100円ですので、かなり高い設定になっています。
資金力に余裕のある方は問題ないでしょうが、これから海外FXをはじめようと思っている方にはハードルが高いかもしれません。
ただし、この入金条件は初回だけです。
2回以降は1,000円からの入金で利用可能ですし、30万円の残高を維持する必要はありません。
初回の30万円の壁さえ乗り越えることができたら、ロースプレッド口座のメリットを享受することができます。
すべてのボーナスの対象外
海外FXで大きな魅力となるボーナス。中でもGEMFOREXのボーナスは業界トップクラスの豪華さを誇ります。
しかし、残念ながらロースプレッド口座ではすべて対象外です。
- 新規口座開設ボーナス
- 入金ボーナス
- お友達紹介キャンペーン
などGEMFOREXのボーナスやキャンペーンの対象となるのはオールインワン口座のみとなりますので、ご注意ください。
EAやミラートレードは利用できない
GEMFOREXとはいえば、EAやミラートレードなど自動売買ツールが無料で使い放題として有名です。
- EA:事前に決めたルールによって自動で売買するためのプログラム
- ミラートレード:プロトレーダーの取引をコピーした自動売買取引のひとつ
これらを利用すれば24時間自動で取引されるので、本業が忙しいサラリーマンの方やFX初心者の方でも手軽に取引することができ、年々利用者も増加しています。
しかし、EAやミーラートレードを利用できるのはオールインワン口座のみです。ロースプレッド口座は利用できず、トレーダー自身が判断して売買する裁量取引のみ利用可能です。
もし自動売買ツールを使いたいとお思いなら、オールインワン口座を利用しましょう。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座を他社のゼロスプレッド口座と比較
ここまではGEMFOREXのオールインワン口座とロースプレッド口座を比較しながらメリットとデメリットを見てきました。
ここからは視点を移し、海外FX各社のゼロスプレッド口座とGEMFOREXのロースプレッド口座を比較検討していきます。
どのゼロスプレッド口座を使おうかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
レバレッジ制限がなく、最大レバレッジが高い
まずはレバレッジから確認します。
各スタンダード口座とゼロスプレッド口座のレバレッジ比較 | ||
スタンダード口座 | ゼロスプレッド口座 | |
GEMFOREX | 1,000倍 (オールインワン口座) |
1,000倍 (ロースプレッド口座) |
XM | 1,000倍 (スタンダード口座・マイクロ口座) |
500倍 (Zero口座) |
AXIORY | 400倍 (スタンダード口座) |
400倍 (ナノ/テラ口座) |
TitanFX | 500倍 (Zeroスタンダード口座) |
500倍 (Zeroブレード口座) |
Tradeview | 400倍 (X leverage口座) |
400倍 (ILC口座) |
スプレッドが狭いゼロスプレッド口座では、スタンダード口座のレバレッジよりも通常低く制限されています。
たとえばXMはスタンダード口座の最大レバレッジは1,000倍ですが、ゼロスプレッド口座になると半分の500倍です。
しかし、GEMFOREXはスタンダード口座でもゼロスプレッド口座でも最大レバレッジは1,000倍。
極狭のスプレッドで高いレバレッジをかけて取引することができるのはGEMFOREXのロースプレッド口座だけになります。
取引手数料が無料
次に取引手数料を確認します。
一般的に低スプレッド口座ではスプレッドを狭くする代わりに、取引手数料を徴収することが多いです。
各ゼロスプレッド口座の取引手数料比較 | |
各社のゼロスプレッド口座 | 取引手数料 |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) | 無料 |
XM (Zero口座) | 片道5ドル (往復10ドル) / 1ロット |
AXIORY (ナノ/テラ口座) | 片道3ドル (往復6ドル) / 1ロット |
TitanFX (Zeroブレード口座) | 片道3.5ドル (往復7ドル) / 1ロット |
Tradeview (ILC口座) | 片道2.5ドル (往復5ドル) / 1ロット |
※各社とも1ロットのサイズは10万通貨
しかし、GEMFOREXでは取引手数料が無料。オールインワン口座だけでなく、スプレッドが狭いロースプレッド口座でも無料です。
ですので、GEMFOREXのロースプレッド口座は低スプレッドで取引手数料がかからず、取引コストを低く抑えることができます。
スプレッドは狭い部類に入る
各社ゼロスプレッド口座のスプレッドを比較してみましょう。
GEMFOREXのロースプレッド口座以外は取引手数料がかかりますので、合算して表記しています。
各ゼロスプレッド口座のスプレッド比較 | |||||
ゼロスプレッド口座 | ドル円 (USDJPY) |
ユーロ円 (EURJPY) |
ポンド円 (GBPJPY) |
豪ドル円 (AUDJPY) |
ユーロドル (EURUSD) |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) |
0.3pips | 0.7pips | 0.8pips | 0.9pips | 0.3pips |
XM (Zero口座) |
1.1pips (0.1pips) |
1.4pips (0.4pips) |
2.2pips (1.2pips) |
2.2pips (1.2pips) |
1.1pips (0.1pips) |
AXIORY (ナノ/テラ口座) |
0.8pips (0.2pips) |
0.8pips (0.2pips) |
2.2pips (1.6pips) |
1.3pips (0.7pips) |
0.7pips (0.1pips) |
TitanFX (Zeroブレード口座) |
1.03pips (0.33pips) |
1.44pips (0.74pips) |
2.15pips (1.45pips) |
1.82pips (1.12pips) |
0.9pips (0.2pips) |
Tradeview (ILC口座) |
0.6pips (0.1pips) |
0.9pips (0.4pips) |
1.0pips (0.5pips) |
1.0pips (0.5pips) |
0.7pips (0.2pips) |
※ () 内はスプレッドのみの数値
ロースプレッド口座のスプレッドは、ドル円やユーロドルなどのメジャーな通貨ペアは他社とほとんど変わりませんが、ポンド円や豪ドル円などになると、他社よりかなり狭くなります。
しかし、ユーロ円をみると他の海外FX業者の方が低スプレッドです。
すべてとはいえませんが、総合的にみるとGEMFOREXのロースプレッド口座のスプレッドは狭い部類だと判断できます。
さらに前述したとおり、GEMFOREXのロースプレッド口座では取引手数料が無料です。
- GEMFOREXのロースプレッド口座の取引コスト= (スプレッドのみ)
- 他のゼロスプレッド口座の取引コスト= (スプレッド+取引手数料)
スプレッドが他社のゼロスプレッド口座と同等もしくは狭いうえに取引手数料が無料になるので、取引コストの差が歴然です。
取扱銘柄数はやや少ない
続いて取扱銘柄数を確認します。
海外FX各社の取扱銘柄 |
||||||
ゼロスプレッド口座 | FX通貨 ペア |
貴金属 CFD |
株価指数 CFD |
エネルギー CFD |
コモディティ CFD |
仮想通貨 CFD |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) |
55種類 | 3種類 | – | – | – | – |
XM (Zero口座) |
54種類 | 4種類 | 24種類 | 5種類 | 8種類 | – |
AXIORY (ナノ/テラ口座) |
61種類 | 4種類 | 10種類 | 5種類 | – | – |
TitanFX (Zeroブレード口座) |
60種類 | 11種類 | 21種類 | 4種類 | – | 34種類 |
Tradeview (ILC口座) |
61種類 | 5種類 | 10種類 | 3種類 | – | 4種類 |
上図を見ていただければ一目瞭然ですが、GEMFOREXのロースプレッド口座で取引できる銘柄が少ないです。
FX通貨ペアは少しずつ増えてきましたが、それでも他と比べるとまだ少ないのが現状。
また他の金融商品は取扱が少なく、ロースプレッド口座の弱点ともいえます。
ただ主要な通貨ペアは取引できますので、CFDの売買を行わないのであれば、ロースプレッド口座でまったく問題ないでしょう。
ロースプレッド口座の取扱通貨ペア一覧 | ||
USDJPY | EURUSD | GBPJPY |
EURJPY | GBPUSD | AUDJPY |
GBPAUD | EURAUD | AUDUSD |
USDCAD | EURGBP | GBPNZD |
NZDJPY | AUDNZD | CADJPY |
CHFJPY | EURNZD | EURCHF |
USDCHF | EURCAD | AUDCAD |
NZDUSD | GBPCAD | GBPCHF |
AUDCHF | NZDCAD | USDZAR |
NZDCHF | USDSGD | USDMXN |
EURZAR | USDCNH | MXNJPY |
SGDJPY | EURMXN | USDPLN |
USDNOK | USDSEK | EURNOK |
USDTRY | EURSEK | CADCHF |
USDHKD | AUDSGD | EURPLN |
EURSGD | GBPSGD | NZDSGD |
SEKJPY | NOKSEK | HKDJPY |
GBPZAR | ZARJPY | NOKJPY |
CHFSGD | – | – |
※2022年10月現在
ロースプレッド口座の取扱CFD一覧 |
XAUUSD (ゴールド) |
XAGUSD (シルバー) |
XPTUSD (プラチナ) |
※2022年10月現在
初回入金額が高い
各社のゼロスプレッド口座を利用するために必要な最低入金額です。
各ゼロスプレッド口座の初回入金額比較 | |
各社のゼロスプレッド口座 | 初回入金額 |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) | 30万円 |
XM (Zero口座) | 5ドル |
AXIORY (ナノ口座/テラ口座) | 2万円 |
TitanFX (Zeroブレード口座) | 200ドル |
Tradeview (ILC口座) | 10万円 |
初回入金額に各社バラつきがありますが、GEMFOREXのロースプレッド口座だけがかなりの高額です。
ロースプレッド口座は手軽に取引を開始できないのがデメリットです。
ロースプレッド口座は唯一EAが利用できない
各ゼロスプレッド口座のEA (自動売買ツール) 対応を確認します。
各ゼロスプレッド口座のEA対応 | |
各社のゼロスプレッド口座 | 自動売買 |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) | 不可 |
XM (Zero口座) | 可 |
AXIORY (ナノ口座/テラ口座) | 可 |
TitanFX (Zeroブレード口座) | 可 |
Tradeview (ILC口座) | 可 |
GEMFOREXの運営会社はもともとEA (自動売買ツール)の開発会社ですので、オールインワン口座では無料で使用できます。
しかし、ロースプレッド口座では一切使用できません。
逆に他の海外FX業者ではゼロスプレッド口座でもEA (自動売買ツール)が使用できますので、大きなデメリットです。
ゼロスプレッド口座は基本的にボーナスはなし
海外FXならではのボーナスの一覧です。
各ゼロスプレッド口座のボーナス | |
各社のゼロスプレッド口座 | ボーナス |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) | なし |
XM (Zero口座) | 新規口座開設ボーナス (3,000円) |
AXIORY (ナノ口座・テラ口座) | なし |
TitanFX (Zeroブレード口座) | なし |
Tradeview (ILC口座) | なし |
基本的にゼロスプレッド口座でのボーナスは期待しないでください。
唯一、XMのZero口座だけは口座開設のボーナスがありますが、他はボーナスなしです。
もし多くのボーナスを受け取りたいならスタンダード口座の開設をおすすめします。
ただしTitanFXやTradeviewのようにスタンダード口座でもボーナスなしの海外FX業者もありますので、ご注意ください。
取引プラットフォームはMT4とMT5
最後に各社の取引プラットフォーム環境を確認します。
海外FX各社のプラットフォーム |
||
各社のゼロスプレッド口座 | MT4/MT5 | cTrader |
GEMFOREX (ロースプレッド口座) | ◯ | ✕ |
XM (Zero口座) | ◯ | ✕ |
AXIORY (ナノ口座・テラ口座) | ◯ | ◯ |
TitanFX (Zeroブレード口座) | ◯ | ✕ |
Tradeview (ILC口座) | ◯ | ◯ |
今回紹介しているゼロスプレッド口座ではすべてMT4とMT5が利用できます。
GEMFOREXのロースプレッド口座で、操作もよく評判が高いcTraderを使用できないのはマイナスポイントです。
しかしMT4/MT5が利用できればまったく問題ありません。FXの取引プラットフォームとしてMT4が高いシェアを誇り、いまなお多くの方に使われています。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の注意点
ここまでGEMFOREXのロースプレッド口座のメリット・デメリットを解説してきましたが、取引するにあたって注意点があります。
- スプレッドが0.0pipsのタイミングを狙った取引は禁止
- スキャルピングは可能だが制限事項がある
- チャート設定を変更しないと取引できない場合がある
特に注意すべき3点について、説明していきます。
スプレッドが0.0pipsのタイミングを狙った取引は禁止
まずはこのGEMFOREXのガイドラインをご覧ください。
GEMFOREXは、ロースプレッド口座とは言え、スプレッド0.0pipsのタイミングのみを意図的に狙ったご利用をお断りしており、平均的にご利用頂けるお客様のみのご利用とさせて頂いております。
引用元:ガイドライン|GEMFOREX
故意にスプレッドが0.0pipsのときだけを狙った取引を禁止しています。
たとえば平均的に0.0pipsで取引していたら、ガイドラインの抵触になるでしょう。しかし何回かの取引のうち偶然0.0pipsで取引することは問題ありません。
そもそもロースプレッド口座は他の海外FX口座と比較してもスプレッドが狭いうえに、取引手数料も無料です。
意識的に0.0pipsのタイミングを計らなくとも、普通に取引しているだけで十分に取引コストを軽減できます。
スキャルピングは可能だが制限事項がある
GEMFOREXのロースプレッド口座ではスキャルピングが禁止されていません。
1,000倍のレバレッジ・狭いスプレッド・取引手数料無料でスキャルピングが可能です。
ただし以下のルールが存在します。
スキャルピングのルールとして、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を頂く可能性がある方は事前にご連絡を頂き、弊社よりカバー先に許可を取らせて頂く必要がございます。許可を取らずにお取引を継続されますとカバー先より予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなる場合がございます。
引用元:ガイドライン|GEMFOREX
「5分間に往復合計10ロット以上の連続取引」をする場合は事前申請し、許可をとる必要があります。
無連絡で短期間の大ロット取引を行うと、最悪の場合は口座凍結の可能性があります。
また「知らなかった」「連絡を忘れてた」など意図しない場合でも口座凍結の可能性がありますので、ご注意ください。
GEMFOREXのスキャルピングにおける禁止事項については、下記の記事で詳しく解説しています。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) でスキャルピングをするならロースプレッド口座がおすすめ! 禁止事項や運用時のコツについても紹介チャート設定を変更しないと取引できない場合がある
最後に説明するのが「チャート設定の変更」です。
GEMFOREXのオールインワン口座をお使いの方がロースプレッド口座に変更した場合、チャート設定を変えないと取引することができせん。
なぜ変更が必要かといいますと、口座の種類によって「通貨ペアのシンボル表記が違う」からです。
たとえばドル円で取引する場合、以下のようにシンボル表記は異なります。
口座タイプによる通貨表記の違い | |
口座タイプ | シンボル表記 |
オールインワン口座 | USDJPY |
ロースプレッド口座 | USDJPY fx |
ですので、ロースプレッド口座の方が「USDJPY」を選択しても取引はできないのです。
では、そのチャート設定の変更方法を説明します。やり方はいたって簡単です。
MT4を立ち上げて気配値表示欄の上で右クリックし、「すべて表示」を選択するだけです。
末尾に「fx」がついたシンボルがロースプレッド口座で取引できる通貨ペアですので、「〜fx」の方でお取引ください。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座の口座開設方法
それではロースプレッド口座の開設方法を説明します。
3つのステップで口座開設ができます。
- 公式サイトへ行く
- 開設フォームに必要事項を入力
- 口座開設完了
- 口座タイプ:日本円口座 (ロースプレッド)
- 登録種別:個人口座 or 法人・個人事業主を選択
- お名前 (英文字):ローマ字で入力
- メールアドレス:使用可能なドメインのメールアドレスを入力
入力が終わったら「私はロボットではありません」にチェックを入れます。
そうすると口座開設ボタンが表示されるので、「口座開設」をクリックしてください。
無事に口座開設が完了しましたら、登録したメールアドレスにGEMFOREXからログイン用のパスワードが送られてきます。
GEMFOREXにログインして本人確認・入金が完了しましたら、取引することが可能です。
GEMFOREXの口座開設方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) の口座開設方法を手順ごとに解説! 必要書類やボーナスの受け取り方は?GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座におすすめの取引方法
ロースプレッド口座を始めるにあたって、おすすめの取引方法を2つお教えします。
その特徴(メリットやデメリット)をいかした活用法になるので、ぜひ参考にしてください。
ロースプレッド口座にはスキャルピングやデイトレードがおすすめ
ロースプレッド口座のメリットを最大限にいかすには、スキャルピングやデイトレードなどの短期トレードがおすすめです。
- レバレッジが高い
- 取引手数料が無料
- スプレッドが狭い
- スキャルピングが可能
- EAやミラートレードは不可
一般的に短期トレードでは取引回数が多くなり、スプレッドや手数料で取引コストが高くなります。
しかしロースプレッド口座では「低スプレッド」「取引手数料無料」を実現しており、短期トレードをする環境としては最適解ともいえます。
注意点としては自動売買は利用できないことです。すべてが手動による裁量トレードになることをお忘れなく。
初回入金額の30万円はオールインワン口座で用意するのがおすすめ
次にお伝えするのが「初回入金額の30万円」をクリアする方法です。
他の海外FX業者のゼロスプレッド口座と比較しても、入金額がかなり高いです。
もしこの最低入金額に「ハードルが高い」とお思いの方は、まずはオールインワン口座で資金を増やすことをおすすめします。
- 口座開設時や入金時のボーナスやキャンペーンがある
- このボーナスから運用額を増やすことができる
GEMFOREXはもともと高額のボーナスで有名です。
ロースプレッド口座にボーナスは適用されませんが、オールインワン口座には様々なボーナスやキャンペーンがあります。
トレード初期の資金不足を補うために積極的に活用することをおすすめします。
運用資金が増えたのちロースプレッド口座を開設すれば、初回入金条件の難易度がかなり下がります。
ただし注意点として、ボーナスを口座間で移動することはできません。
またボーナス以外の資金移動でもボーナス残高が「0」になりますので、ご注意ください。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座に関するよくあるFAQ
最後にGEMFOREXのロースプレッド口座を利用する際のよくある質問をまとめました。
オールインワン口座からの資金移動はできますか?
はい、可能です。資金移動する際の手数料もかかりません。
ただし、注意点が2点あります。
- 日本円口座からUSD口座への資金移動は、為替変動により損失が発生する場合があります。
- ボーナスの資金移動はできません。また資金移動することによりボーナス残高が「0」になりますので、ご注意ください。
オールインワン口座とスワップポイントに違いはある?
ロースプレッド口座とオールインワン口座のスワップポイントは同じです。
オールインワン口座と取扱銘柄に違いはある?
はい、違いがあります。
ロースプレッド口座では「株式指数CFD」「エネルギーCFD」の取扱がありません。
ロースプレッド口座でゴールドは取引できる?
はい、ロースプレッド口座でゴールドは取引できます。
他にもシルバーやプラチナが取引できます。
ロースプレッド口座でスキャルピングは可能?
はい、ロースプレッド口座でスキャルピングは可能です。
ただし5分間に往復合計10ロット以上の連続取引するなど、大ロットで取引する場合には事前申請が必要となります。
ロースプレッド口座で両建ては可能?
はい、ロースプレッド口座で両建ては可能です。
ただし禁止事項もありますので、ご注意ください。
- GEMFOREXの別口座での両建て
- 他社口座での両建て
- 第三者と共謀しての両建て
GEMFOREXにおける両建てのルールについては、下記の記事で詳しく解説しています。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) は両建て可能? ハイレバレッジを生かしたスワップポイントで高利益を狙える!ロースプレッド口座で取引ができないのですがどうすればいいですか?
一番に考えられるのは、チャート設定の変更がされていないことです。
オールインワン口座とシンボル表記が異なり、末尾に「fx」がついている通貨ペアがお取引可能です。
GEMFOREX (ゲムフォレックス) のロースプレッド口座のまとめ
- GEMFOREXのロースプレッド口座は国内FX並みの狭いスプレッドで提供
- さらに高いレバレッジ・手数料無料なので、短期トレードに向いている
- 初心者の方や取引手法によってはマッチしない
GEMFOREXのロースプレッド口座は短期トレードを行うには最適な環境が整っています。
他社のスプレッドと比較しても狭い部類に入り、高いレバレッジと取引手数料無料は他の追随を許さない魅力的なサービスです。
一方で初回入金額が高く、ボーナスもなし。また自動売買もできません。
海外FX初心者や自動売買が目的な方は、GEMFOREXのオールインワン口座の方が適しています。
初回入金額をクリアでき、自動売買をしないのならば、GEMFOREXのロースプレッド口座は最良の選択になることでしょう。